【怪異】子供の声と立ち入り禁止

先日体験した話を書かせていただきます。

私はいま高校3年生で、バレーボール部に所属しています。3年生8人はとても仲がよく、その日は午前中に練習試合があり、5月の地区大会前(引退前)に久しぶりにみんなでご飯でも食べに行こうということになり、某大型ショッピングセンターに行くことになりました。

ご飯を食べたり、プリクラを撮ったり、とても楽しい時間を過ごしました。20時くらいに解散となり、みなそれぞれ帰路につきました。私はただ一人電車を利用するということで、最寄り駅に向かって一人歩いていました。

初めは街頭の灯る住宅街の道を歩いていたのですが、駅にいくためには真っ暗で昼間でも人通りが少ない道を通らなければ行けませんでした。とはいっても自分の住んでいる地域に比べるとかなり都会で建物も多く、怖いと感じたことはありませんでした。

ちょうどその道を歩いている時、このまま駅にいっても電車がくるまで時間があるし、BOOK・OFFにでも寄ろうかな、などと考えながら下を向いて歩いていました。するとどこからともなく

「キャハハハ」「オーイ」「アハハハ」
などと3、4人の小さい子供が走りながらはしゃいでいる声が聞こえました。

この時間に、民家もないのに、何をしているのかと思いました。まわりのブロック塀に子供たちの足音がこだまして聞こえます。おそらく近くにいるのでしょう。しかし姿はまったく見えません。近くに公園があるのですが、公園の前を通ると、犬を散歩させているおじいさんがいるだけ。しかし声はどこからともなく聞こえてきます。

耳を澄ませると、声は自分の歩いている道と道路を挟んで向かい側の前方から聴こえてくることがわかりました。しかし、私はそこには廃ビルしかないと記憶していたので、だんだん怖くなってきました。それと同時に、子供の姿を見てなんでもないと安心したいというきもちがあり、早足で歩きました。

すると車が一台通りました。

ブーン
一瞬音はなにもかもかきけされ、横を通った車の音だけが聞こえ、車が通りすぎるとやがてまたあたりはシーンと静かになりました。

ん?私は違和感を覚えました。さっきまであんなに聞こえてきた子供の声も足音も車が通った一瞬のうちに消えてしまったのです。こうなればとにかく子供の姿を見てやりたい。そう思い声のしていた方へ半ば駆け足で向かいました。

しかしそこには、立ち入り禁止と書かれた看板があり、どうやら工事中のようで、大きく掘られていて、とても子供が入れるような場所はありませんでした。

私は一体、
何を聞いていたのでしょうか。

 
  • 匿名

    ショッピングセンターは匿名で、なんでブックオフは匿名じゃないんだろう…。

     

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