桜の満開日に/HN:さくら

桜の満開日に/HN:さくら

私の不思議な話。

2年か3年前に祖父が亡くなった。ガンだった。最期まで病院だった。

亡くなる前まで、祖父の顔が、ぼんやりだった。口数少なかったけど、小さい頃よく焼肉定食食べた思い出があった。

亡くなる前日、仕事帰りに桜満開の桜下にある水子のお地蔵さんが、可愛い女の子の声で

『お姉ちゃん、もう、おじぃちゃんダメだよ。思い出してあげて』

って聴こえた瞬間、祖父が焼肉を美味しそうに、頬張る顔が鮮明に思い出された。

帰って、なかなか寝付けない夜。翌日、胸騒ぎする中、夜勤前に祖父が亡くなったと連絡。

おじいちゃん、ありがとうと思い天国に送った。

あれから、年数がたっての今年。母の部屋で見つけた、可愛い花と小さい子どもが好きそうなお菓子。

まだ聞けてないけど、多分、私の妹の…?

忘れた頃、お菓子、全部、私が食べてしまい、青い空を見て

『食い地はってる姉で、ごめんね』と呟くと雪がヒラヒラ。桜の花びらみたいだった。

妹だったら、ありがとうと伝えたい。きっと祖父の時に教えてくれたのは妹だと思います。

 

世にも奇妙な怖い話や都市伝説から不思議体験スピリチュアルまで…オカルト小説投稿/2chまとめサイト。1万3千話超えの厳選物語を貴方に★