夕闇の危険察知

夕闇の危険察知

この話は実話を元に書いていますが、都市伝説や怖い話としては少し微妙な体験談です。

それで投稿すべきか迷ったのですが、凄く怖かったし、印象にも残ったので投稿させていただきます。

それは夏の夕方、K県の田舎の中道を自転車で走っていたときのことです。

夏休みなのにどこにも連れてってもらえず、そのときの僕は暇潰しに自転車であてもなく散歩していました。

仲のいい友達が旅行に行ってしまったので、そのときの暇潰しは、ファミコンと自転車しかなかったのでした。

その日の夕方もいつものように自転車でブラブラしていました(実家の夕食は大抵7時頃だったので)。

その日は空の色が光りの加減か紫色に見えて、なんだか怖かったのですが、自転車にまたがり散歩を始め、いつものように帰ってくる帰路の途中

(………………??)

なんだか違和感があるのです。

気のせいだろうと漕いでいましたが、振り返ると地蔵の祀られてある場所に一番近い家の前で、年配の女性が首を吊ったような姿勢で、黙ってうなだれていました。

その家の人かな…?どちらかと言えば近所なのですが、付き合いのなかった家庭なので引き戸が完全に閉められ、玄関の照明だけ残して中は真っ暗。

そのとき、なんだか本能的に、(これはヤバいやつだ)と危険察知し、走って戻りました。

一応、夜中に再確認のためさっきの地蔵の祀られてある場所に近い家を見に行くと、まだ…いる。夕方と同じ姿勢で。

ふつうなら職務質問されそうな気もしますが、けっこう昔の田舎の中道を警察が職務質問に通ることもなく、口さけ女がいてもおかしくない人気のない道。

あれは一体なんだったのだろう…そのことを後日親に話すと、「あの人の家の事情は生々しいから二度と言ってくれるな」 と意味不明の言葉が返って来ました。

湾岸戦争の少し前の話です(関係ないですが)。

 

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