単独登山(後日談)/HN:河上龍泉

単独登山(後日談)/HN:河上龍泉

単独登山という話ですが、この話には実は後日談がある。

乙姫山に登ったあと一週間が経った。ちょうど一週間が経つ7日目の夜、ある夢を見た。

乙姫山の山中を7人の男が歩いている。そして男たちは登山ルートから外れたあの私が泊まった山小屋に入っていく。

すると少しして4人が山小屋から出てきた。それで2人があとから出てきたが、その2人が何か布団袋のようなものにくるまれた長細いものを運んでいる。

そしてあの山小屋の裏を降りていき、今度は違うアングルになり、運ぶ男を見上げるようなアングルで、どうやら抱えられているらしく、男たちが掘った穴の中に埋められて土をかぶせられる。

そして男たちの声で「これでいい」

そこで目が覚めた。

その瞬間、わかった。今見た夢はあの山小屋で出会った5人の男たちで、あの男たちは仲間をひとり殺している。

その夢を見たんだと思った。

多分ですが、あの山小屋で見た髭面の男。あの人が殺された男じゃないかと思った。

あとで調べるとその乙姫山で昔遭難した5人の男がいた。その5人の男はあの山小屋で出会った男たちだった。

何か罰が当たったのだろうか、そう思うととてつもなく怖い体験だったんだと思う。

私が山小屋で出会った人たちは誰ひとり生きてる人間じゃなかったということだ。ただひとつだけ。

あの時山小屋で見た髭面の男のことを話したが、あの5人の男は知っていたのに死んでもなおいまだに嘘をついて、自分たちの犯した過ちを悟られまいとしていたことも怖いと思った。

 
  • 匿名

    河上さん疑って申し訳ありませんでした。

     

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