おかあさん/HN:うに

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「アキラくん」

ある日、お母さんがにこにこしながら僕の名前を呼んだ。

初めて僕に向けられたお母さんの笑顔を、僕は複雑な気持ちで見上げた。

僕はお母さんが怖い。お母さんは、お父さんに内緒で僕をいじめるから。

でも、なんだか今日は様子がおかしい。いつもは僕を殴る手に、お母さんは大事そうに何かを持っていた。

「はい、これ」

お母さんは何かを差し出した。

…なんだろう?

僕は少し顔を上げた。

「チョコレートよ、とっても甘くて美味しいの。さぁ、食べて」

お母さんの手の上には、四角くて黒いものが乗っていた。甘い匂いが部屋に漂う。

「今まで辛く当たってごめんなさい。これで仲直りしましょ」

お母さんはにこにこしながら僕の顔の前にチョコレートを差し出した。

…よく分からないけど、お母さんは怒っていないみたいだ。

「ごめんね、アキラくん。あぁ、もっと早くこうすれば良かった」

いったい今日はどうしたんだろう。

僕は不思議に思いながらも、尻尾を振って差し出されたチョコレートを口に入れた。

 
  • 道化師

    尻尾を振って喜んでいますので、おそらくアキラ君は犬でしょう。

    犬にチョコレートを与えるのは、中毒の危険性がありますので避けた方が良いです。最悪死に至ります。

     
  • 名無し

    答えは?

     

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