稀人/HN:魅那

稀人/HN:魅那

横浜にはマリーさんという有名な稀人がいました(まだ、いるかも)。

私が彼女と出会ったのは20年くらい前になるでしょうか…。

横浜の関内にあったハンバーガーショップで朝食を取っていた時、入り口の自動ドアが開いたので何気なく視線を向けると

そこに派手な肌襦袢を1枚だけ羽織り、顔は首までおしろいで真っ白。唇だけが真っ赤な紅をさしている老婆が立っていました。

一目でマリーさんだと思いました。なぜなら彼女の噂は子供のころからよく耳にしていたからです。

私は会えた事にちょっと嬉しくなっていましたが店内の様子が少し変なのです。誰一人、店員ばかりか他のお客さんもチラリともマリーさんの方を見ないのです。

マリーさんは店内をぐるりと一周して出て行きました。その間も誰一人目を向けませんでした…、まるでマリーさんなど存在しないみたいに…。

私は店を出たマリーさんを追うように店外に出ました。しかし、そこにはマリーさんの姿はありませんでした。

はたして私が見たマリーさんは現実のものだったのでしょうか? それとも…。

魅那 ◆1KApJEMg
投稿広場より掲載

 

世にも奇妙な怖い話や都市伝説から不思議体験スピリチュアルまで…オカルト小説投稿/2chまとめサイト。1万3千話超えの厳選物語を貴方に★