不幸の連鎖/HN:河上龍泉

不幸の連鎖/HN:河上龍泉

これは、私のおばあちゃんから聞いた話。

それは私のおばあちゃんの生まれた町の隣り町で起きたこと。

その日おばあちゃんは友人のミチコさんの家に遊びに来ていた。

日が暮れたので帰ろうとすると、隣りの家の玄関から真っ黒けの服を着た人物が出てきたのを見た。人相はわからない。変な人だとは思ったが、別段気にせず自宅に帰った。

次の日、再びミチコさんの家に遊びに行くと、あの黒服を着た人物が出てきた家の長男が亡くなったという。亡くなり方が悲惨だったようで家族だけの葬儀が行われた。

そして気づけば日は暮れてミチコさんに別れを告げて自宅へ向かおうとしたとき、田んぼ道を歩いていたら田んぼを挟んだ道にこの前見た黒服の人物が歩いているのを見た。

もしかしたらあの人が長男の死になんらかの原因をつくったのかもとその人についていくことにした。

気づかれないようについていくと、黒服はあの長男の亡くなった家の近くにある三橋という家に入っていった。

しばらく少し離れた場所から見ていると、2、3分して黒服が家から出てきた。そして出てきたと思った次の瞬間、黒服はフワァっと消えてしまった。

その翌日、その黒服が出てきた田村という家で奥さんが亡くなり、その田村という家の向かいの矢倉という家で小さい六歳の子が同じく亡くなった。

単なる不幸な偶然といえばそれまでだが、どうやらあの黒服が死に関係しているとしか思えないという。あの黒服が出てきた家ではことごとく家族の誰かが死んでいる。

それからは怖くなりその黒服には関わらないようにしていたという。それからはその黒服には意識しているからかあまり会わなかった。

だが、どうしても納得出来ないことがある。それは家から出るとき消えたということだ。

死を招く、または死を呼ぶ。というイメージと黒服から、「死に神」という言葉が私の頭におどった。

でもおばあちゃんにそれを言うと、死に神かどうかはわからないが、感じから禍々しいものだったという。

 
  • 匿名

    [i:63909][i:63909][i:63909]禿同!!!

     
  • 首崎すぅ

    素晴らしい作品です。
    河上先生の作品を読むことができる…嬉しい限りです。毎日、河上先生の作品を載せてください。

     

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