ある夜の出来事/HN:翡翠

ある夜の出来事/HN:翡翠

似た経験があると『夜道の戦慄』にコメントさせていただきましたが、そのまま書き逃げもどうかと思い、いくつかあるうちの一つだけ…

『夜道の戦慄』とは少し違う要因による体験ですが、わかりやすいので、書かせていただきます。

まだ独身の頃の話です。

その日の私は酷く疲れていたのだと思います。はっきりとは覚えていませんが、もう日も落ちてしまって、真っ暗な時間。

駅から家まで、歩いて15分程の道のりを、いつもは車通りの比較的多い、時には歩行者もいるルートで帰るのですが

その日に限って、車のヘッドライトや、人とすれ違うことが煩わしく感じ、普段は絶対通らない、夜間は殆ど人気のない、川沿いの外灯の少ない遊歩道を無意識に通っていました。

しばらく歩き、前方に川の横にある、当時はまだ新しかったアパートが見えた瞬間、全身が総毛立ちました。

例えようのない、恐怖感。

アパートがあるので、川沿いのその付近は、比較的明るいのですが、明るいはずのその場所が、暗く澱んで見えて、とにかく怖くて堪らないのです。

夢から覚めたかのように、周りを見回し、何故自分がその道を通っていたのかもわからず、慌てて来た道を戻り、いつものルートにたどり着いて

行き交う車のヘッドライトや、自転車、歩行者とすれ違った時、泣きたいくらいの安堵を感じ、無事に家に帰り着きました。

帰ってからが恐怖でした。まだ少し震える体を隠しながら、家族に先程の事を

「私も馬鹿だね~!いつもの道を間違えちゃうなんてさ。とうとうボケたかなぁ?」と冗談ぽく言ったところ

「いや、あんた、そのアパート、飛び降り自殺があったんよ、確か…昨日の夜の今頃…」と母。

「姉ちゃん、シャレにならんよ、呼ばれたんやないん?」と弟。

朝早くに仕事に出た私は、そのニュースを知らなかったのです。

今、思えば、その時の私は、精神的にも肉体的にも疲弊しきっていて、陰に入っていたのだと思います。

まさに、弟の言う通り、自殺をした人の陰の気に引きずられ、呼ばれたのかなと。

そこから正気に返ったのは、やはり守ってくださってる方のおかげかなと思います。

恐怖で立ち止まり、周囲を見回した理由の一つは、そこがどこなのか、確認しようとしたからなのですが、もう一つ…

『翡翠ちゃん』と名を呼ばれた気がしたから…でもあるのです。

子供の頃から、誰も居ないところで、名を呼ばれた経験があり、それはいつも、怖いものではなかったので、その時も『危ないよ!』と呼び止めて下さったのだと、素直に思いました。

読んだ方がどう感じるかは、個々にお任せして、私なりの解釈は上記の通りです。

この体験は私としては恥ずかしいものです。ブラック翡翠の体験ですから。

陰に入っていたと書きましたが、マイナス思考になり、陰の気に支配されると、同格のモノ(つまり低い『霊』)とのチャンネルが合いやすくなり、引っ張られやすくなります。

※ちなみに、ご先祖さまは『霊』ではなく『仏さま』

出来る限り、プラス思考で、陽の気に満ちた生活を目指すことで、ある程度の凶事は避けられると、私は思っています。

翡翠 ◆.//Hucbg
投稿広場より掲載

 
  • 匿名

    リアルに怖いです。
    背筋がゾクゾクします。

     
  • 名無し

    翡翠?は?て、、、はあ!?投稿者よりはるかに馬鹿だと自己申告して何が楽しいのさ…(笑)。翡翠さん懲りずにまた投下よろしく!!

     
  • 匿名

    翡翠?
    は?

     

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