【怖い話】合宿/HN:ボンタ

合宿/HN:ボンタ

これは俺が小学生の時に体験した話です。実話です。

何が起きても責任とれないんで、それでも良いって方だけお読みください。

小学生の頃、俺は野球チームに属していた。練習日は毎週土日、祝日だったが、年に1回、夏休み中に合宿が某県の山の方で行われていた。

合宿といっても、所詮小学生レベルなんで、練習の後に花火をしたり、スイカ割りをしたり、楽しいことがいっぱいだった。ある事件が起きるまでは。

だいたい毎年同じところに泊まるのだが、なぜかその年だけ、初めて泊まる場所だった。

部屋はあまり綺麗ではなく、そして結構狭かった。小学1~6年まで団体で泊まるので、1部屋にぎりぎりの人数で寝ることになった。

俺は同じ学年のA、B、C、D、Eと同じ部屋だった。部屋は8畳ぐらいで、トイレ、お風呂は共同で、入口を入って1番奥に窓があり、その窓からは木と川が見えた。

練習の後でも、お泊りということにテンションがあがり、消灯時間を過ぎても中々寝ず、好きな子の話や、野球の話をしていた。

窓の近くでみんなしゃべってたんで、川の音がよく聞こえた。すると、突然Aが叫んだ。

「今、川の手前の木のとこに、女の人がいた!」

みんなビックリしていっせいに見たが、女の人なんていない。

当然、みんなそろって「見間違えだとか、ビビらす為に嘘つくな」とか言った。その瞬間部屋の電気が消えた。

一瞬何が起こったかわからなかった。電気は消えたが、月明かりで部屋は真っ暗ではなかった。入口の方に目をやると、何かいる。

髪が長くて、顔は見えなかったが、恐らくAが見たと言った女の人だろう。女は木の側から部屋の入口に一瞬で移動した。

今度はみんないっせいに叫んだ。その何秒か後にコーチが部屋に入ってきた。

最初は、夜更かしをしてた俺達を怒鳴り込んできたのだろうが、俺達が泣いてるのを見て、ただ事ではないと思い、話を聞いてくれた。

コーチは宿の人に部屋を変えてもらうように言ったが、あいにく部屋は一杯で、部屋を移動することができなかった。

俺達があの部屋を本気で嫌がったので、コーチ、宿主が同じ部屋で寝てくれるのを条件に、その部屋で寝ることにした。

結局大人が一緒にいてくれる安心感や、昼間の疲れ、興奮したことによってすぐに寝れた。

起床の時間がきて、みんな起きたが、Bだけ布団から出てこない。みんなイライラして「早く起きろ!」って布団をはいだら、Bは固まって死んでいた。

それから合宿は中止になり、Bの葬式に参加し、俺達は近くの寺でお経をあげてもらった。Bの死因は心臓発作だった。

『追伸』

何でBだけ亡くなったのかを考えた。

それでかどうかはわからないが、あの女がAが見た木の側から、部屋の入口に移動した時、Bが1番あの女に近かったんだよな。

 
  • 道化師

    たまたま一番近くに居ただけで(ρ_;)
    不合理な部分がとても怖いですね。

     

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