【怖い話】触れてはいけない存在②/HN:ゆっきぃん

触れてはいけない存在②/HN:ゆっきぃん

①の続き

病院に着いたら直ぐに色々な検査をされました。頭の検査が多かったような気がします。いくつか検査を受けてる途中で母親が来てました。

凄い心配して色々聞いてきたのですが、説明しても半信半疑。母にM君達はどうなったの?って聞いてみると、わからないけど、同じ病院に搬送されたみたいだよって教えてくれました。

そして病院に搬送されたのはもう夕方だったし、一日では検査しきれないという理由で、そのまま検査入院になりました。

病室に案内されると警察だと名乗る人達がいました。また最初から説明させられ、M君達3人とは本当に仲が良かったのか?とか。何か3人に恨み等なかったのか?とか。そんな質問をされました。

何故そんな質問されたかというと、ちょっとわからない事があったからだと。

というのは、あの若い警官があの家に入って行った時には、もうピンクの雲はいなかった。そしてM君達3人は、奥の部屋で意識を失って倒れていて、3人共頭皮に酷い火傷を負っていたそうです。あとは別に何もなかったと。

そして3人の今の状況は、不思議な事に頭皮は火傷してるが、髪の毛はほとんど無事だということ。そして3人共、今は意識を回復してるし、普通に会話出来るらしいが、何故か三人共、ピンクの雲どころか、数ヶ月の記憶が無いということ。

だからピンクの雲や、何であの家にいたかも全然わからないということ。

だから警察官は、私が3人に何らかの手段で火傷を負わして、3人共意識を失ったので、パニックになって逃げてきた。みたいな訳のわからない疑いをかけてきたみたいです。

ですがその後、医者の話では髪の毛を傷つけず、頭皮にだけ火傷を負わす事は無理でしょうと。特に子供なら尚更無理だと、大人でもそんな事出来るかわからない。という説明を受けて、初めて私も被害者扱いしてくれました。

そして、M君達3人共、頭皮に重度の火傷と、軽い記憶障害という事で、そのまま入院したらしいです。

最後に警察官は不思議な事を言って病室を出て行きました。あの後、あの家を色々調べたが私の見た祭壇みたいのは無かったし、今日は雨なんて一切降ってないよ。と言って病室を出て行きました。

私はちょっとパニックになりましたが、もう色々な事があったので、考えてもわからないだろうと思って、考えるのは辞めました。

私はその後、検査入院だけで済みました。他の3人にも会って話とかしたかったのですが、何故か誰からも病室等を教えて貰えず、今は面会等は出来ない状態だからと言って、結局会わしてもらえませんでした。

多分3人の親達が私に会わせたくなかったのかもしれません。それでも入院中、M君達のご両親に何回か会って色々説明しましたが。信じてもらえず、みんな私に対して良い態度ではありませんでした。

どこかで元凶は私だと疑ったのでしょう。私だけ無傷で助かっていますから仕方ないのでしょうが……

私は3日位の検査入院で退院でき、直ぐに学校に復帰しました。ですが、誰が言ったのか、誰から聞いたのかわかりませんが、多分3人の親達からだと思うのですが

私に近づけば頭に火傷を負わされるとか、記憶を消される、みたいな噂が流され。私は次第に学校に行かなくなり、家に引きこもるようになりました。

それからM君達3人は3ヶ月位の入院で無事に退院。学校にも普通に通学してるみたいだよって事を母親から聞きました。

ですが、結局あれから一回も会っていません。会いたかったのですが、向こうに記憶が無いのなら、会っても嫌な思いをさせるかもしれないと思ったからです。

私は家から一歩も出ないで、ずっと引きこもっていました。

するとある日、母親は私をある人に会わせると言って、無理矢理連れて行かれた場所がありました。そこは普通の一軒家で、霊能者みたいな人の家だと母親は言ってました。

どうやら母はずっと引きこもる私を心配して、友人に相談したところ、ここを紹介されたそうです。

家のチャイムを鳴らすと一人のおばちゃんが出てきました。名前はKさんといって、不思議な力があり、色々な悩み事の相談やお祓い等出来ると言ってました。

茶の間に通されるとKさんは、今日はどうしたの?と……母は私に起こった事を説明し、私が細かい部分等を説明しました。ですが、Kさんにもよくわからないと。

ですがこう言ってました。

「多分それは幽霊や妖怪の類いとは違うわね。もしかすると魔の者、精霊、神様、どれかかもしれないわね。というのは多分あなた達は、入ってはいけない場所に入ってしまったのではないかしら?

Y君(私)、山には山の神様、精霊が、海には海の神様、精霊がいるように湿原にも湿原の神様、精霊がいる。

そして元々このK市というのは土地的に良い所じゃない。K市の市章はご存知? 星のマークの中に丸があるの。その丸がK市で周りの星が五芒星、五芒星で結界を張り、K市を護ろうとしたの。

K市は昔から土地的に恵まれなかった。開拓する度に色々な事故や問題とぶつかった。その中には原因不明の事故や理解に苦しむ問題も少なくなかった。だから市章に五芒星を用いて、市の重要な所に市章を掲げ、K市に結界を張った。

あなたの見た祭壇もちょっとわからないわね。何かをまつってたのは確かね。ただ、あなた達にだけ見せたのもわからない、もしかするとその祭壇も何かの結界だったかもね。

でも安心して、あなたには何も悪い者は憑いてないし、あなたに危害を加えるつもりもなかったみたい。だって人知を越える存在なら、他の3人のようにあなたに危害を加える事は容易なはずよ。でもあなただけには何もしなかった、多分何か理由があると思うけどわからないわ。

ただ忘れないで、そういう存在は日本中にいるの、触れてはいけない存在。昔の人はそういう存在を神や精霊として崇めた。人には人の土地、神や精霊にも人に入ってきてほしくない土地があるのよ。そして昔の人はそれを理解し共存してた。

それを守れないなら何らかの形で攻撃してくるわ。だから昔の人は故郷を離れない、離れないで神や精霊を崇め土地を守ってるの」

Kさんはこう言うと、私より母親の方に何か憑いてるって言って母を祓ってました。

その後、結局引きこもりは続きましたが、Kさんに会って安心したところもあり、なんとか中学校の最低出席日数を指導教育室で過ごし、卒業出来ました。

高校からは普通に学校生活をおくれましたが……

しばらく運動公園には近付かなかったのですが、大人になり車の免許を取得したので久し振りに運動公園に行った事がありました。

その時にはもう色々変わっていて、雪捨て場も無くなり、道が整備され、立派な公園になっていました。もちろんあの家も見当たりません。多分撤去したのでしょう。

ただ気になるのは、あの祭壇が触れてはいけない物なら、入ってはいけない土地なら、K市は入ってはいけない土地まで開拓したかもしれません。

それと関係あるかわかりませんが、K市は過疎化の一方をたどっています。産業の衰退、人口減少、生活保護者の増大、治安、マナーの悪さ、もし関係あるなら恐い事かもしれません。

ただKさんは何らかの形で攻撃してくるって言ってたのをちょっと思い出して恐くなってしまいました。

終わり

 
  • 道化師

    子どもの頃だったら、入ってはいけない場所や、してはいけない行動でも、ノリでしてしまいがちですからね。
    子どもに限らず大人でもそうですね。
    それで後々後悔するのだから、体験者の方が警鐘を鳴らすのは貴重な事だと思います。

    貴重な体験談を書いて頂いた事に感謝します。

     
  • ゆっきぃん

    お!地元ですか(笑)
    北海道で湿原、国立公園で運動公園っていったらわかりますよね(笑)

    しかも自分と同じで遊びに行ってたんですか!
    私達はただ子供の頃遊ぶ所が少なかったし、まわりには湿原しかありませんでしたからね(笑)

    今でも廃屋は残ってるみたいですよ、
    ネットで湿原、廃屋って検索したら何枚か写真も見れたような気がします。

    こういう話は地元では、湿原よりY炭鉱跡の方が多いでしょう(笑)
    あそこは有名ですからね。

    でも私は湿原の方がこわいですよ。
    確かに独特な雰囲気もあるし、なかなか湿原の中に入って行こうとゆう気にはなりませんからね(笑)

    あと湿原には遊歩道がずっと中にまで続いてるから、そこを歩いて行けば、もしかすると不思議なものも見れるかもしれませんね(笑)
    体育館の裏の方に確か遊歩道の入り口があったはずですよ。

    まさか地元の人からコメントもらえるとは思いませんでした。
    コメントありがとうございました。

     
  • ゆっきぃん

    りんごあめさん

    初めての投稿だったんで。
    反響が結構気になってました(笑)

    でも色々コメントもらって嬉しかったです。
    また機会があればよろしくお願いいたします

    こちらこそありがとうございました。

     
  • 匿名

    自分も小学生低学年の頃、工事中の湿原に友達と行ってました
    住んでる住宅街のすぐ隣に別世界があって何を作ってるんだろうと小さい頃は好奇心が湧きました 工事の邪魔だったかも知れませんが笑

    でも初めて聞いた話で面白かったです
    湿原に廃屋があるのも知りませんでした
    今度探してみよう~て気分にはなりませんが湿原の独特の雰囲気は神様のせいって考えると面白いですね

    ノスタルジーな話をありがとう

     
  • ゆっきぃん

    失礼だとは思ってませんよ(笑)

    特に北海道外の友達等遊びにきた時は北海道は良い所だと言うますからね。
    自然が多くて独特の雰囲気があるそうです。
    私にはちょっとわかりませんが(笑)

    私は一番鮮明に覚えてるのが、友達が後ろからピンクの雲に頭を包まれて、そのまま引きずってきた時です。
    あの時の恐怖は今でも本当に恐いです。

    他にも色々謎な事がありましたが。
    自分では全然解明出来ません。

    そしてこの話は余り自分のまわりには話さないようにしています。
    話をしても信用してくれないと思うし。
    万が一、友達に話をして、興味を持った友達が一緒にピンクの雲捜しに行こうと言い出したら嫌ですからね。

    ここのサイトの人なら信用してくれるし、何かわかるんじゃないかな?って思って投稿してみたんですよ。

    また機会があれば投稿したいと思います。
    その時も読んでくれたら嬉しいです。

     
  • りんごあめ

    ゆっきぃん様

    とても読みやすかったです。
    内容も濃くて引き込まれました。

    ゆっきぃん様は色々な体験されてるようですね。
    また、お話聞かせて戴けると嬉しいです。

    ありがとうございました。

     
  • 匿名

    確かに、子供だから許したのかも知れません。それを考えると恐いですね。

    冗談抜きで、書きたい事が有りすぎての“いいですねえ”だったのですがやはり失礼でしたかね(汗)。個人的には非常に興味深い話でした。雨なんか降ってないのに激しい雨音が、なんて怪現象が怪談に出て来ますが、霊的な雲が霊雨なるものを降らせているのかも知れません。頭皮の火傷は霊雷?ですかね(笑)。ありがとうございました!!

     
  • ゆっきぃん

    りんごあめさん

    母は霊感はあるみたいなのですが、、、
    自分では憑いてるのはわからなかったそうです。
    ただ妙に肩こりが凄くて倦怠感があり。
    たまに誰もいない部屋から声や足音等は聞いてたそうです。

    駄文で読みづらかったと思いますが読んでくれてありがとうございます。

    私は若干霊感みたいのがあるみたいです。
    霊の他にも今回のような何だかわからない物も何度か見てきています。

    また機会があれば投稿したいと思いますので。
    その時も読んでくれたら嬉しいです。

     
  • りんごあめ

    ゆっきぃん様

    魔の者・精霊・神様と本文では書かれているので、きっと私達人間が本当に触れてはいけない何かなのでしょうね。正体も知るべきではないのかもしれませんね。

    お母様は霊能者の方にお会いするまで自覚されてなかったのかな?
    だとすると気付かずに霊感のある人もこの世にたくさんいるのかもしれませんね。
    お祖父様のことも気付かれて本当に良かったですね。

    怖くて不思議なお話でとても読み応えありました。
    ありがとうございました。

     

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