【怖い話】触れてはいけない存在①/HN:ゆっきぃん

触れてはいけない存在①/HN:ゆっきぃん

これは私が中学校一年生の時、もう20年以上前の事です。

私は北海道のK市に住んでいます。K市は湿原があり湿原が有名な場所です。昔からK市は湿原や湿地帯を埋め立て、開拓してきました。

まぁ、今は湿原が国立公園になった為、湿原は開拓してないみたいですが……私の体験もその湿原が関係あるかもしれません。

私は当時、仲の良い友達が3人いました。みんな同じM地区に住み、同じ中学校で、同じ帰宅部。学校が終わった後や、休みの日なんか、いつもその3人と遊んでいたような気がします。

友達の名前は、M君、H君、S君、私をYとしますね。一番仲が良かったのはM君でした。

遊ぶと言っても、まわりには遊ぶ所が少なく、誰かの家でTVゲームをやったり、近くの公園等で野球や、サッカー等、それ位しかやる事がありませんでした。

私達の住んでた直ぐ近くには、市で運営してる、大型の運動公園があります。今でこそ立派な体育館があったり、遊具等もあり、道路も綺麗に整備されてますが

当時はボロボロな陸上競技場、野球場、出来たばかりのテニスコートがあるくらい。広さも今の半分以下で、そのほとんどがまだ湿地帯でした。

私達はよく、その運動公園の方にも遊びに行ってたのですが、運動公園の隣りには雪捨て場があり、そっちの方が人が来ないので、よく雪捨て場の方にも遊びに行ってました。

雪捨て場は湿原帯を土と砂利で埋め立てられた何もない場所、その奥は一面湿原でした。

最初に不思議なものを見たのは、M君と二人で雪捨て場の奥の湿原で、カエルを捕まえようとした時です。

学校が終わって二人で真っ直ぐ雪捨て場に向かいました。雪捨て場に着いたのは、3時半位だと思います。まわりの湿原からはゲコゲコとカエルの鳴き声が響いてます。

さぁ、捕まえようか、と言って湿地帯に入ろうとした時です。私は頭上に変な物体を見つけました。

そいつはマンションの三階位の高さにふわふわと浮かんでいるピンク色の雲みたいな物でした。

M君に「おい、ピンク色の雲が浮かんでる」と教えてあげると、M君もビックリしていました。

二人でしばらく「何だろう?」、と言って見ていると、そいつは突然、風もないのに湿原の方にふわふわと飛んで行ってしまいました。

不思議に思いましたが、あまり気にせず二人でカエルを捕まえて帰りました。

それからしばらくたった日の事、M君、H君、S君、と四人で運動公園にテニスをやりに行くことになったのです。

運動公園には出来たばかりのテニスコートがあり、そこにテニスをやりに行ったのですが、会員制なのか、まだ運営してないのか、入口は鍵がかかっていて入れませんでした。

テニスコートのまわりには、2メートル位の塀、その上に1メートル位のフェンスでぐるりと囲まれていて、その中に8つくらいコートがあったと思います。

すると、いつの間にかH君が塀によじ登り、フェンスに手をかけて、「入ろうと思えば入れるし、ここまで来たんだから遊ぼうぜ」と言って、テニスコートの中に入って行きました。

一瞬戸惑いましたが、H君の言う通りかもと思い、M君、S君と塀をよじ登り、テニスコートに入り、遊びました。

1時間位たった頃でしょうか。突然、入口の方から、「お前ら、何やっとんじゃ~」という叫び声が聞こえました。テニスコートの管理人なのか、市役所の人なのかわかりませんが、私達に怒っているオジサンが入口に立っていました。

私達は道具を拾い集め、入ってきた塀の方に向かって逃げました。一番最初に私が塀によじ登りました。そしてフェンスに手をかけた時です。フェンスの向こう、5メートル位の所に、ピンク色の雲がふわふわ浮かんでいました。

大きさは、縦1メートル、横3メートル位でしょうか。普通に考えて地上から2、3メートル位の所に、雲なんてある訳がありません。

しかも、本能でしょうか? 何故か私はピンクの雲は生物だと、しかも、とても危険な存在だと思い、他の3人に、「他の所から逃げろ」と言い、塀から降りて直ぐ左側にある塀に向かって走りだしました。

他の3人は「え?何で?」と言っていましたが、直ぐに「うわぁ~」という叫び声に変わりました。私は後ろを見ると、そのピンクの雲はテニスコートの中に入ってきていました。

その後どう逃げたのか余り覚えていませんが、オジサンの「何だコイツぅ~?」という声は覚えています。

その後、みんな無事に運動公園の入口で落ち合いました。みんな少しパニックになってましたが、考えてもわからないのでその日は帰りました。

次の日は土曜日で午前中に学校は終わりました。するとM君が、「今日四人でピンクの雲捜しに行こうぜ」って言ってきたのです。一瞬考えましたが、H君もS君も「筋斗雲捕まえるぜ」と言って行く気満々でした。

私はみんな一緒なら大丈夫かな?って思い、一度家に帰り、飯を食ってから、S君の家に集まりました。

最初テニスコートに向かいました。相変わらずテニスコートは無人で、ピンクの雲もいません。その後は雪捨て場の方に行きました。雪捨て場の方で一度見てるので、いるかもしれないと思ったのです。

雪捨て場に向かう途中で変な物を見つけました。普通に歩いてたら気付かないと思うのですが、周りをキョロキョロしてたせいか、砂利で埋め立てられた道の脇に井戸みたいなのがありました。

何でこんな所に井戸が? と思い周りをよく見ると、電線が付いてない木製の電柱が、湿原の方に向かって何本も立っていました。こんな所に家があったのかな?って思ったのですが……

多分運動公園が出来る前は湿原の一部、湿地帯だと思うのですが。何故なら私達が住んでるMという地区も昔は湿原でした。そして運動公園は湿原とM地区の間にあるのです。普通に考えて昔は運動公園の辺りも湿原だったのではないでしょうか?

私達は余り気にせず雪捨て場に向かいました。雪捨て場に着き、周りを見渡したのですが、ピンクの雲は見つけれませんでした。

30分位した時にはみんな飽きてきてしまい、みんなで湿地帯に入り、ドロドロになりながら遊んでいました。すると、突然M君が「あれ見て」と叫んだのです。

見てみると、木造の小屋みたいのが湿地帯の奥にポツンと建っていました。よく見ると、その小屋に向かって獣道みたいのがあり、何故かその獣道の場所だけは踏み固められていたのか、歩いても足が埋まりませんでした。

四人でその小屋に近づいて、よく見ると、平屋の小さな家でした。中に入って見てみると、茶の間らしき部屋と奥に1つ部屋がありました。そして外から入れるトイレが付いてました。

中は別に何も無く、昔の雑誌や新聞の切れ端、粉ミルクの空き缶が転がっていました。そして奥の部屋に引き戸の押入れみたいのがあり、そこを開けた瞬間私は固まりました。

そこには小さな祭壇みたいのがあり、得体の知れない粘土みたいので出来た、小さな人形が両側に3体ずつ並んで立っていました。

手前にはローソクを立てるようになっていて、奥は段々になっており、一番上には脳ミソみたいな、カエルの卵みたいな、よくわからないグチャグチャな物がありました。

気持ち悪くなり閉めようと思ったのですが、S君が突然「気持ちわりぃ~」と言って、何処で拾ってきたのかわかりませんが、木の棒でそのグチャグチャの物を払ってふっ飛ばしたのです。

するといきなり音をたてて雨が降り始めました。外を見ると、快晴、天気雨でした。早くこんな得体の知れない祭壇のある家から出たかったのですが、雨がおさまるまで雨宿りする事にしたのです。天気雨だし、多分直ぐにやむだろうと思いました。

するとS君が「ダメだ、我慢出来ん、小便してくるわ」と言って雨の中、外に出て行きました。私はS君に「外から入れるトイレ付いてるよ」って教えてあげたのですが、S君はトイレの扉を開けて、「なんか狭いし暗いから、他の所でする」と言って湿地帯の奥に入って行きました。

するといきなりS君の声で、「ヤバイ、逃げろ~」と聞こえたのです。

私は玄関の扉を開けて外を見ました。するとS君が走って戻ってきてました。そしてその向こうから、ピンクの雲が物凄いスピードで、S君を追いかけてきたのです。

私は玄関の扉を開けて「S君こっちだ」と言ってS君を家の中に入れたのです。そしてS君が入ってきたので直ぐ扉を閉め、S君と二人で扉を押さえつけました。

「M、H、二人も手伝ってや」とS君が叫んだ時です。扉をすり抜けてゆっくりピンクの雲が家に入ってきました。

私は「うわぁ~」と叫び、後ずさりしました。S君も「何だ!コイツ?」と言って、向きをかえて奥の部屋に逃げようとしたのですが……

ピンクの雲は扉に背を向けたS君の後ろから、S君の頭を凄いスピードで包み込んだのです。

その瞬間S君は気絶したのでしょうか? 頭を包み込んだと同時に腕と足を力なくダランとさせたのです。

そしてここからが恐怖でした。ピンクの雲はS君の頭を包み込んだまま、そのままS君の身体を引きずりながら、私の方に向かってきたのです。

私はもうパニックになってました。M君もH君も、もうパニック状態で、腰が抜けているのか足をガクガクさせながら、後ずさりするのが精一杯って感じでした。

私は何とか奥の部屋の窓の所まで逃げて、窓に足を掛けました。そして後ろを見たのですが、もうM君もH君も地面にペタンと座り込み、泣きながら、何故かごめんなさいを連呼してました。

私はもう必死で窓から転がるように外に出ました。

その後の事は余り覚えていません。気が付いたら、運動公園の入り口近くの住宅街、パトカーの中で警察官に泣きながら抱きついていました。

警察官の話によると、私はかなり錯乱していたそうです。身体がドロドロの状態で、住宅街を泣き叫びながら歩いてたらしいです。

そして住宅街のおばちゃんが私を見つけて声をかけたのですが、全然話にならないので、警察に通報、たまたま近くをパトロールしてた警察官に無線が入り、私を保護したらしいのです。

とりあえず落ち着いた所で事情を説明しました。そして名前と住所、電話番号等も聞かれ、直ぐに親に連絡をすると言って無線で何か言ってました。当時は携帯電話等ありませんでしたからね。

そして警察官が付いてるから現場を見に行こうと言ってきたのです。パトカーには若い警官と中年の二人の警察官が乗っていたのですが、多分幻覚でも見たのだろうと、ちょっと笑いながら言って、全然信じてもらえませんでした。

私はあの家に戻るのは嫌だったのですが、三人の事も気になったし、警察官がついてるからちょっと安心したのか、家の方にパトカーで向かいました。

雪捨て場までは車で入って行けました。それから徒歩じゃないと無理です。私はどうしても恐怖で、あの家には行けないと伝えると、若い警察官の方が、じゃあ僕が一人で見て来るから、家の場所を教えてと言ってきました。

私は家の場所を教え、一人じゃ危ないと伝えたのですが、私をパトカーに一人で残して見てくる訳には行かないと言って、若い警察官は行ってしまいました。

それから10分もしない内に警察官は血相を変えて走って戻ってきました。すると、中年の警察官に向かって、これ普通じゃないですよって言って、直ぐに無線で応援要請と救急車を呼んでました。

若い警察官は「いちょうY君(私)も救急車で病院に行った方がいい」と言って無線で私も病院に搬送する事を伝えていました。

直ぐに救急車がやってきて、直ぐに救急車に乗せられ、病院に搬送されました。

②へ続く

 
  • 匿名

    あまり被害者ぶらない方がいいですよ、また荒れます。

     
  • 匿名

    ゆっきぃん様ありがとうございます。
    ゆっきぃん様あてでコメントしましたけど、気にしないでください。
    私は悪意とか何もなく素直な気持ちをさらけ出してきただけなんですけどね。
    長い物には巻かれろなのか(笑)
    すっかり嫌われ者になってしまいました^_^;
    空気読めてない自分にもちょっと恥ずかしいのです。
    作品閲覧はします。
    楽しみにしていますね。
    暖かいお言葉ありがとうございました。

    ↓↓↓の七不思議様
    ありがとうございます。
    どなたか私にはわかりますので、また素敵な作品を楽しみにしています(^^)

     
  • ゆっきぃん

    りんごあめさん

    私は色々コメントをくれたので嬉しかったですよ。
    りんごあめさんを支持してくれてる人もいる訳だし。

    みなさんと上手く仲良くやっていきましょ。
    りんごあめさんは好きで利用してるんでしょ?
    楽しみが1つ減ってしまいますよ。

     
  • ゆっきぃん

    みなさんコメントありがとうございました。

    そしてりんごあめさんが利用しないとかするの問題じゃなくて…

    これは私の勘違いで迷惑をかけてしまった事で自重すると言っているので、
    りんごあめさんは関係ありません。

    ただみなさんに迷惑かけないように仲良くやってください。

    私はサイトから抜ける訳じゃなくて、少し自重したいと思ったのです。
    色々な人がいる訳ですし。
    少し様子を見てから投稿すれば良かったかなぁ?って思うわけで…

    まぁそういう訳ですよ。
    少し無名で投稿させていただいて。
    みなさんの作品を楽しく読ましてもらいながら色々勉強していこうかなって思ったのです。

    気が向いたらみなさんの作品にコメント残したいし。
    こういう話って好きな者同士じゃないとなかなか出来ませんからね。

    そんな感じです。

    みなさんコメントありがとうございました。
    みなさんの作品楽しみにしてますね。

     
  • 匿名

    気がついてくれてありがとう
    中の人も込みでお願いしたい。

     

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