【心霊】おじさんと遺影

おじさんと遺影

元同僚のHさんから聞いた話。

Hさんの高校時代の部活は、上下関係が厳しかったそうだ。

Hさんが先輩の家に遊びに行った時、買い出しを命じられて、同級生のA君と買い出しに行くことになった。ちなみにA君は霊感がある人だったそうだ。

先輩の家の玄関を出て路地に出た時、壁際におじさんが一人立っていた。礼儀正しいHさんは、普通に挨拶した。

しかし、A君はおじさんから目を反らし挨拶すらしない。それどころか、Hさんの袖を引っ張り

「目を合わせるな、話し掛けるな、早く行くぞ!」と先を急ぐ。

Hさんが「どうした?」と聞くと

A君は「先輩の家の居間にあった写真、見たか?」と言う。

「いや、見てない」と答えるHさんに

A君は「先輩の家の居間に、あのおじさんの遺影があった…あれは人間じゃない」と言った。

驚いたHさんが振り向くと、おじさんはまだ壁際にいた。

気持ち悪さを感じながら買い出しを終えて帰ると、おじさんは同じ場所にいたが無視して通り過ぎた。

先輩の家に帰って、居間を覗くと、間違いなくさっきのおじさんの遺影があったそうだ。

「幽霊とか思わなかった。普通におじさんがいるな、と思ったんですけどね」とHさんは言った。

 
  • 道化師

    普通に生きてる人のように見えるって、それはそれで怖いですね。

     

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