【不思議】鼻歌と演奏

鼻歌と演奏

昼間、仕事が一段落して、本を読んでいると、耳元で鼻唄が聞こえた。

空耳かと思い、本を片付けた。しかし、また鼻唄が。ご機嫌が良い様子。

ムッとして、「うるさい」と私は言ったが、その時はしなくても、また再び、鼻唄が。さすがに空耳とは思えず、さっと血の気が引いた。

空耳でも何でも良い、とりあえず外に出よう! 私は部屋の外へ出た。

翌朝、再び、部屋に帰り、パソコンでネットをしていると、鼻唄が。いや、鼻唄だけではなく、ザワザワざわめく声が聞こえる。しかも老若男女の声が。

頭がおかしくなったのかと思いつつ、仕事から帰ってきた弟に聞くと、弟は全身に鳥肌をたてながら、「俺も聞こえていたけど気のせいだと思ってた」と言った。

真昼なのに、この現象は何なのかと二人で顔を見合わせていると、原因が分かった。

父が神社委員を軽く引き受けてしまったらしい。祭りの際はよその家に自由に出入りして遊んだりするのが定例だったらしい。上記の現象は祭りが終わったらピタリとやんだ。

それが先日の出来事。現代進行中なのは、夜に雅楽のような演奏があることだ。

太鼓の音が聞こえ、少し離れた場所に寝ている母に「太鼓の音がする」と言った。そしたら母も聞こえると言っていた。

そしたら太鼓の音がさらに大きくなり、笛の音や金の音まで聞こえてきた。うるさいから少し小さくしてと言ったが、小さくなる気配もない。

これじゃ寝れないねと言っていたら、女の歌声が右側から聞こえてきた。例の鼻唄が聞こえてきた私の部屋からだ。

全身に鳥肌をたてて、母と怖いと言っていたら、音楽が小さくなっていった。そしたら、隣の部屋に居る弟がうなされている声が聞こえてきた。

その話を父にすると、父が昔からある神棚に必死で拝んでいた。

私は海外からの養子なので、父も母とも血の繋がりがないし、いまいち日本の神様に詳しくなくて、効き目あるの?と思いながら眺めていた。

私には信仰心はないが、自国の躍りと芸術の神に祈ったが、効き目がなかったからだ。しかし、父が拝んでからは、音楽が減った。

父がいうには近々、神楽という、日本のお祭りのようなものがあり、それで練習しているのではないかとの事だった。

隣の家の神楽を主催していた人は亡くなっており、神楽の練習場だった場所は無人。つまり、あちらの世界の人?ということになるが。私は今も半信半疑だ。

それに、なぜ、日本人ではない私に聞こえるのかは分からないが、祭り当日は遊びに行ってみたい。

 
  • 匿名

    不思議な話ですね。でも悪い気は感じませんから心配いらないと思いますよ。(俺は霊媒師かw)

     
  • 匿名

    日本語上手いね。K.Rに教えてあげて~w

     

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