【怖い話】蛇の目堂の悪魔①/HN:( ̄ー ̄)

蛇の目堂の悪魔/HN:( ̄ー ̄)

これは私の家系に纏わる話で…私が体験した中では一番やばかったお話です…

これは5年位前の事です…

私は前にも書きましたが機動警備の仕事をしてました…いつも仕事が終わるのは朝の9時です。

仕事を終え…家に帰ると兄から電話がかかってきました…電話にでてみると…

兄「何か変わった事なかった?」

私「え?変わった事って?」

兄「いやね、亡くなった曾祖父さんが枕元に立って。気をつけろ、皆気をつけろ、助けてあげてやってくれ、助けてあげてやってくれって言ってきたんだよ」

曾祖父さんというのは母方の曾祖父さんの事で私が小学生の頃に亡くなっていました。

私「んで何を気をつけなきゃならんの?」

兄「それが分からんしさ、亡くなった人が枕元に立つってちょっと気になるだろ? だから皆に電話してたんだよね」

私「そっか…俺は別に何ともないよ…曾祖父さんが助けてあげてって言ったなら、まず祖父さんに聞いてみたら?何か知ってるかもよ」

兄「俺も何か分かるかなと思ってさ、祖父さんに電話したんだよ…そしたら別に何ともないし…何の事か分からないって…」

私「そっか…」

兄「いちょう気になる人には手当たり次第電話したんだけど…別に皆元気だし、問題無いんだよね…」

私「じゃあ兄貴の考え過ぎじゃないの? 只の夢とかじゃないの?」

兄貴「いや、夢とかじゃあないんだよなぁ…ちゃんと起きてたし…ちょっと普通じゃなかったんだよな…」

私「どんな風に普通じゃなかったの?」

兄「曾祖父さんが助けてあげてって言った後に。皆の何を助けるの?って聞いたらさ…

突然鳥の羽音が聞こえて、そして子供の声が聞こえてさ…子供の声で笑いながら…うぬはどうだろうなぁ?って聞こえたんだよ…

そしたら曾祖父さんの首が落ちて地面に転がった」

私「何それ?めっちゃ怖いんだけど…」

兄「そうなんだよ、そして子供の声で…うぬが一番かもなって聞こえてきて、そのまま曾祖父さんと子供の声が消えたんだよ」

私「そっか…なんか怖いけど全然分からんね」

兄「そうだよなぁ…でも祖父さんに曾祖父さんの首が地面に落ちて転がったって言ったらしばらく無言になったんだよな」

私「祖父ちゃんも怖かったんじゃないの?」

兄「う~ん…そうかもな…でも祖父さんが一応皆に電話して大丈夫か聞いてくれって言ったんだよね…」

私「そうなんだ…何か心当たりあるのかな?」

兄「どうだろうね?」

私は電話をきり、そのまま風呂に入り直ぐに眠ってしまいました…またその日の夕方6時から仕事の為…少しでも寝たかったからです。

そしていつものように6時に上番して…いつものように報告書を作り巡回警備の準備をしていました。

機動警備というのはセ〇ムやア〇ソックで有名なホームセキュリティの事ですが。ユーザーの巡回警備等もあります。

巡回警備っていうと格好良く聞こえますが…仕事の内容は人が居なくなったユーザーの建物の外周を見回り、機械警備を解除して内周を回って、ガスの元栓や窓や扉の施錠の確認をする事。簡単に言えば戸締りの確認です(笑)

その日も普通に巡回警備をしていました。場所はある専門学校。昼間は有人警備なんですが…夜になると機械警備になります。

私はいつものように外周を周り、鍵を使い玄関から中に…機械警備を解除して、キーボックスからマスターキーを取り出し、巡回警備を始めました。

その日は何故かいつもと違う感じがしました。上手く言えないのですが…空気が張り詰めてると言うか、妙に緊張感がありました。

その専門学校は出来たばかりで、怪奇現象的なものは一切起きていないし、他のビート隊員(機動警備士)からも怪奇現象の報告はない所でした。何故こんなに緊張感があるんだろ?と思いながら…1つ1つチェック箇所をチェックしながら巡回していきました。

そして1階を全て巡回し階段から2階に上がった時です。突然後ろから鳥の羽音が聞こえてきました…一瞬何?っと思い固まりました…なんぼ夜で静まり返っているとはいえ、それなりに広い学校…外からの音はほとんど聞こえてきません。

一瞬何処か窓でも開いてるのかな?と思ったのですが…羽音は直ぐ後ろから聞こえてきました…何処か窓が開いていて鳥が迷い込んだのかな?とも思いましたが…辺りを懐中電灯で照らしても鳥の姿は見えません。

しかし辺りは妙な雰囲気に包まれていました…周りが霞んで見えるというか、歪んで見えるというか…

そして次の瞬間…壁の中にポッカリと真っ黒い空間が出来て…その中から着物を着た男の子が出てきました…

私は何コイツ?と思い、直ぐ警戒棒(警棒の警備版)を取り出し身構えました。懐中電灯でその男の子を照らすと、何処から入った!?って声を荒らげて叫びました。ハッキリ言って怖くて足がガクガク震えていたと思います。

すると、その男の子は…

「うぬの顔を見に来ただけだ、しかし震えておるのか? M家の人間にしては情けない、うぬでは持たんわ、ククク、もっとおらぬのか?」

と言って出て来た壁の黒い空間に戻って消えてしまいました…

私はしばらく放心状態でしたが。なんとか巡回を再開して、学校の巡回を終わらせビート車に戻りました。

直ぐに近くのコンビニに車を走らせました。とにかく落ち着ける場所に行きたかったからです。コンビニに着いてコーヒーを買い、報告書を整理していました。

すると電話がかかってきました…時間は深夜0時を過ぎてます、会社から何かあって会社の携帯にかかってきたのかな?と思ったのですが…見ると自分の携帯に電話がかかってきてました。

電話にでてみると祖父ちゃんでした。祖父ちゃんは興奮した声で…

祖父「ヤバイ事になったかもしれない、T(兄)に連絡がとれないけど、Tは寝てるのか? とにかくTがヤバイかもしれない、お前は夜の仕事だからお前になら連絡つくと思って、電話したんだよ…」

私「祖父さんどういう事?」

祖父「お前は知らなくて良い事なんだ、とにかく至急Tにお祖父ちゃんの家に来るように伝えてくれないか?」

私「別にいいけど、兄貴だって仕事があるし、祖父さん家遠いから、直ぐには行けないと思うよ」

祖父「悠長な事を言ってられない状態かもしれないんだ、直ぐにTをこっちに向かわせてくれ」

私「謎だけど解ったよ、兄貴が起きると思う時間に電話してみるよ」

祖父「頼んだぞ、お前は変わった事ないか?」

私「さっきあったばかりだよ、変な着物着た男の子が、黒い空間から出てきて、お前はM家の人間なのに情けないとか、お前じゃないとか」

祖父「何?本当か?」

私「冗談って言いたいけど本当だよ」

祖父「何故だ?お前ら兄弟はK子(私の母)の子なんだぞ」

私「そうだよ…それが?」

祖父「先にE蔵(母の兄で長男、私からみて叔父にあたる人)やE蔵の子供達なら話は解るが」

私「祖父さん、全然意味分かんないよ」

祖父「お前の前にも出たって事はお前もマズイ、お前もTと一緒にお祖父ちゃんの所に来い」

私「ちょっ!俺だっていきなり仕事休めないし、無理だよ」

祖父「いいから来い!大変な事になる、へたしたら死ぬぞ!」

私「どういう事?」

祖父「あれはM家の者、そしてワシらO(母の旧姓)家も元々はM家の人間、そしてあれはM家の汚辱なんだ、その汚辱を消す為にO家はM家を離れM家を名乗れなくなった」

私「サッパリ解らん…」

祖父「詳しい話はこっちで話す、とにかく2人で早く来い、旅費は全部お祖父ちゃんが払ってあげるから。あとE蔵も呼ぶ、普通ならワシかE蔵が先になるはずだから」

私「解ったよ、なんとか休みとって向かう事にするよ」

普通なら断るのですが、普段祖父さんは私達孫を一度も怒った事はないし、孫の前では一度も声を荒らげた事等ありませんでした。そんな祖父さんが声を荒らげて、真剣に言ってきてたので普通じゃないと思い、行く事に決めたのです…

そしてこれが最後に聞く祖父の声でした。

しかし、いきなり休み等とれる訳もないと思い…会社に戻り、シフト表とにらめっこ(笑)その日は仕事が終われば非番でしたが…その後は普通に出番でした。

とりあえず朝6時まで待ち、兄に電話をしました。最初兄もいきなり仕事は休めないし突然来いと言われても困ると言ったのですが…少し考えて、なんとかしてみると言って電話をきりました。

私も8時位まで待ち、他のビート隊員やセンター員、元ビート隊員の現送(現金輸送)隊員の人に無理を言ってシフトを調整してもらいました…理由は祖父さんがもうヤバイ、長い事ないかもしれないって事にして…

とりあえず4~5日位は休める感じにしてもらいました。用事が済次第直ぐに帰るつもりでしたが。一応の事を考えて多めに休みを作ってもらいました。

兄もなんとか休みをもらったみたいで…仕事を終わらせて直ぐに準備をして兄と一緒に兄の車で祖父の元へ向かいました。

私の祖父はA県に住んでいて、なかなか立派な日本家屋に住んでいました…祖父の話では先祖は武将だったようで…結構上の立場の人だったようです。ですが先祖がA県に移り住んでしばらくして武士を辞め百姓になったようです。

それから何代目になるか分かりませんが、祖父も農家を営んでいました。ですが祖父ももう農家を引退していて、誰も後を継ぐ人もいなく、婆さんにも先立たれ、祖父は広い家に一人で住んでいました。

私達は北海道に住んでいた為、フェリーでA県に向かいました。向かう途中、何回か祖父に電話をしたのですが繋がりません。

昨日あれだけ騒いでた祖父だったので、一度位兄に連絡してると思ったのですが…兄の元には昨日の夜中に着信があったきり1度も連絡がなく、兄からも何回か電話をしたのですが、一向に連絡がとれませんでした。

私達兄弟は祖父の詳しい場所は分かりません…もう何年も前にお婆ちゃんの葬式以来、祖父の家には行ってませんでした。

手掛かりは母ちゃんから聞いた祖父の住所とE蔵叔父さんの電話番号だけ…その住所をカーナビに入れて、それだけを頼りに祖父の家に向かいました。

途中E蔵叔父さんに連絡をすると、叔父さんも仕事を終わらせたら祖父の家に向かうという事でした。叔父さんの家から、祖父の家まで車で1時間半位だと言っていました。

そして叔父さんとは祖父の家の近くのスーパーマーケットで落ち合う事になりました。そのスーパーが国道に面しており、そこのスーパーが一番分かり易いという事でした。

スーパーに着いたのはすっかり夜になっていて、少し待つと叔父さんがやってきました…スーパーから祖父の家まで車で10分位の所にあります。元農家なので田舎のイメージがありますが。周りにはそれなりに民家がありました。

祖父の家に着くと…なんか凄い違和感がありました。時間は夜の7時を過ぎています。ですが…家の中真っ暗なのです…なんぼ祖父でも寝るには早すぎます…

私「奥の部屋にでもいるのかな?」

兄「どうだろ?兎に角中に入ろ、疲れたよ」

私達は叔父さんと一緒に玄関の呼び鈴を押しました…しかし祖父は出てきません…玄関も施錠されていました。

兄「いないのかな?」

私「何処かに出かけてるのかもよ」

叔父「祖父さん携帯持ってないからなぁ…」

兄「とりあえず家電に電話してみるか」

私「呼び鈴鳴らしても出て来ないなら、電話しても一緒じゃない?」

兄が家電に電話しましたが…家の中からは微かに電話の音は聞こえてくるのですが、人の気配はありません…

叔父「なんだよ、人を呼んどいて留守とは」

兄「叔父さんはいつ祖父さんから電話で呼ばれたの?」

叔父「夜中だよ、しかも一方的に来いって言って、その後何回か電話したけど繋がらなかったんだ」

とりあえず私達は玄関以外から入れる所がないか、探してみる事にしました。

私「こんな事なら懐中電灯持ってくれば良かったよ」

兄「まさか祖父さんが留守とは思わんからな、叔父さん合鍵とか持ってないの?」

叔父「もう古い家なんで、俺が家を出てから何回か鍵を替えてるはずなんだ、だから昔の合鍵はあるけど、今の合鍵は持ってないよ」

私達は手分けして入れる場所を探しました。ハッキリ言って空き巣の気分です(笑)

すると裏口のドアを引っ張ると簡単に開きました。私は兄と叔父を呼び、三人で家の中に入って行きました。

裏口から入って直ぐに、妙な臭いがするのに気が付きました…なんか生ゴミと腐った油?を合わせたような凄まじい臭いが家の中に充満してたのです…

とにかく鼻を手で押さえ電気を点けながら家に上がり、祖父を呼びました、しかし祖父の返事はありません…仕方ないので電気を点けながら茶の間に向かいました。

私「何だろこの臭い?」

叔父「分からん、嗅いだ事ない臭いだな」

兄「芳香剤だったりして、ジジィフェロモンシャワーみたいなw」

私「車の芳香剤みたいな名前付けるなよ…誰も嗅ぎたくないし、誰も作らんだろ、しかもなんか服に臭い付きそう(泣)」

とりあえず臭いので窓を開け、祖父を待ったのですが、一向に帰ってくる気配もありません…

兄「祖父さん何処かでぶっ倒れてんでない? この臭いでぶっ倒れてたりしてw」

叔父「本当臭いな…ちょっと待つのが辛いな、ちょっと家の中捜してみようか?」

私「そうだね、この臭いに耐えられそうもないし、ハエもやたら多いし、なんか嫌になってきた」

兄「ハエもジジィフェロモンシャワーに引き寄せられたか?」

私「芳香剤になってないぢゃん…」

私達は手分けして家の中を探索し始めました。するとなんぼもしないうちに…

叔父「なんじゃこりゃ~?」

という叔父さんの叫び声が聞こえたのです…

兄「何だ?撃たれたか?」

私「松田優作じゃないんだから…」

叔父は仏間にいました…

叔父「これ、これ、これ」

叔父はこれを連呼しながら部屋の角の方を指指してました…

見てみると…そこには、どす黒い液体に包まれた、肉塊が転がっていました…

どうやら臭いの元はそれのようで…何かの死骸というのは一発で解りました。最初家畜か、何かの死骸だと思いましたが…とにかく腐乱していて、血なのか体液なのか解らないけど、黒い液体が周りの畳に染み込んでいました…

そして頭らしいのは見えるのですが、なんか丸まった肉塊にしか見えない状態で、とにかく臭いが凄まじく、白や黒い虫がウネウネ動いていて、一気に気持ち悪くなり、直ぐに三人で家から飛び出しました。

そして直ぐに警察に通報したのです…直ぐに警察が来てくれて、家の中に入って行きました…

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  • 匿名

    最近読んだ中で一番怖い話でした。

     

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