【怪談】心霊スポット/HN:いくゆみ

心霊スポット/HN:いくゆみ


これは友人から聞いた話だ。

私の知り合いに心霊スポットを巡るのが趣味だという友人がいる。テレビやネットなどで情報を集めては仲間同士で行くそうだ。

その日も遊び半分で仲間を集めて心霊スポットに向かったという。廃校となった小学校前に着いた時には真夜中の2時を回っていた。

メンバーは友人を含めて5人。男3人、女2人。女の子2人は嫌がったそうだが友人は野郎ばかりでは反応が面白くないと必ず女の子を誘うようにしている。

くっつきビクビクしている女の子2人をよそに男3人はケタケタと笑いながら懐中電灯を手に進んで行く。

2階の一番右にある教室が曰く付きの場所らしい。そこで不可解な現象が起こるとの噂がある。

友人は心霊スポット巡りを趣味にしているが今のところは幽霊を見たり不可解な現象に遭遇した事はなかった。

教室の前に着いた時。

ピピピ!ピピピ!

携帯電話の鳴る音にビックリする5人。

「俺の携帯だ」

男の1人がポケットから携帯を取り出す。電話に出ようとした男だったが顔が青ざめている。

「どうした?」

男に尋ねる友人。

「そ、それが…圏外なのに電話が鳴ってるんだよ、なんだよ…これ」

携帯画面には非通知と出ていた。

「圏外で非通知からの電話は本当にヤバいって聞いた事がある、絶対出るな!」

友人が叫ぶ。

男の顔は恐怖に怯え、他のメンバーもその場で震えていた。ただただ電話が鳴り止むのを待った。

何分か経ち、やっと電話が鳴り止んだ。物凄い疲労感だったが急いで学校の外に出た。車の中に逃げ込み、誰も口を開かなかった。

わすが数十分の出来事。誰もがそう思っていたらしいが時計はもうすぐで4時になろうとしている。

ダルさがあったが、そこから離れたかったので車で必死に地元まで戻った。友人が言うには逃げるのに夢中であまり覚えていないとの事。

それ以来、友人は心霊スポットに行くのを止めたそうだ。

「あの時、俺たちは違う世界にいたのかもな、電話に出たら本当に戻れなかったかもしれない」

そう言った。

遊び半分で心霊スポットに行くのはオススメしない。全部が全部ではないだろうが、何ヵ所かは本物も存在している。

当たってしまった時、あなたは戻れないかもしれない。その覚悟を持って行って欲しい。

 

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