【笑える霊】こっくりさんと女ギツネ

こっくりさんと女ギツネ

結果は全然違うけど、俺にも似たような体験がある。以前、別のサイトに書いちゃったんだが…

中2の時の昼休み。クラスの女子が4人で『こっくりさん』を始めた。俺は自分の席で、それを見るとはなしに見ていた。

女共は異様にテンションも高く、まずは一人が、最初の質問をした。

「こっくりさんこっくりさん、ナルミの好きな人は誰ですか?」
「……」

俺は内心、苦笑した。ナルミが好きな奴はクラモトだって事は、周知の事実だったから。

こっくりさんなんて嘘臭いと思っていた俺は確信した。やっぱり、わかり切った事を質問して、自分たちで指を動かしているんだな、と…

ところが、こっくりさんは思わぬ展開になったのだ!

女子たちが指を乗せた10円玉が、ゆっくり『く』の字に移動した。そして、そのまま止まった。数秒の沈黙…不意に一人が叫んだ!

「やっべえ!ら行…ら行書いて無いじゃん!」
「え~」
「マジ?!」

そう、女共は50音の、何故か‘ら行’を書き忘れていたのだ。

女共の切羽詰まった目線が俺に注がれた。

「らりるれろ、書いて!」
「え?」
「早く!うちら手が離せないだろ!」

普段はおとなしい女まで、凄い顔で睨んでいる。俺は狼狽えながら、らりるれろを書いてやった。

「汚え字!」

侮蔑に傷つきながら…

10円玉は無事、ら・も・と…の字をなぞり、女共は歓声を上げた。

それからというもの、俺は軽く女性恐怖症になった。

こんな訳で、こっくりさんなんか信じてなかったんだが…あの時の女子たちのつり上がった目は忘れられない。奴らこそ、女ギツネだ。

2014年01月13日(月) 10:21
天通の七不思議さん ◆-
投稿広場より掲載

 

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