【不思議】赤い顔の人/HN:ここ

赤い顔の人/HN:ここ

私の母の家系は、女のみ神おろしといって先祖の霊をおろして先祖の使いとなるという家系なんです。

その為、姉2人と私も霊感はあるんです。まぁ、私の家系は置いといて。

この話は私が中学生になる前の引っ越し前日の話です。その家は2階建てのマンションでした。

2階には荷物があるため、みんな1階で寝ることになり、私は先に布団をリビングのテレビの前に敷いてゴロゴロしてました。

夜中になり、父が引っ越しの前に食べ物買ってくるからと言ってコンビニに行きました。母は、スナックをやっているのでまだ帰って来ません。姉達は、それぞれ家庭があるので家にはいません。

ということは、必然的に私は一人で留守番することに。

テレビを消して電気は付けたまま、なかなか眠りにつけなくて若干イライラしていました。

「目を瞑ったら寝れるだろう」

そう思って目を瞑りました。

何分かたって、ふと視線を感じました。目を開け、なんとなくキッチンと洗面所のある方を見ました。

キッチンを見ても何もない……

長いのれんがかけてある洗面所の扉を見ました。すると赤い顔の人がこちらをずっと見てるんです。

でも不思議と怖くなくてしばらくこちらも見ていたんです。父だと思ってね。

でも考えてみたら、玄関を開ける音なんかしてない。

もし、私が寝てると思って静かに玄関を開けたのなら足音がするはず。しかも、抜き足で来たとしても買った物が入った買い物袋の音がするはず。

何より、のれんがめくれてない……人が普通に顔をのぞかせたら肩も出るはずなのに出てない。

「あれは、父なんかじゃない!」

そう思った私は速攻でキッチンと洗面所に背を向け布団をかぶりました。早く父が帰ってくるように願ってました。

無事に父が帰ってきて全部話したんですけど、父は昔から心霊の類は信じない人で、母に言ったら、その年の初詣に行くときにも玄関を出た時に変な音や大きな音がしたらしく、周りに人がいるのに気付いてない

……ということは霊のせいだろうと思ったらしいです。

霊の正体は結構呆気なくわかりました。東京大空襲ご存知ですよね? あれは、私の地元であった話なんです。

戦時中、私の地元にはかなりの量の軍事工場があって、そこを潰そうとアメリカが空襲を起こしたんです。

空襲後、焼け野原となった軍事工場跡に、女に子供そして軍人、すべての死者を適当に埋めたらしく、私の住んでいたマンションもその埋めたところの上に建ってました。

不思議と悲しい気持ちになりました。

 

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