【不思議】姉/HN:ドクロン2014

姉/HN:ドクロン2014

戦後のこと、少しずつ街も立ち直って平和な世の中になってきた時。伊勢という家族がいた。

伊勢一家には長女と次女の姉妹がいた。長女は明るく友達も多かったが、次女は対象に内気で暗い性格をしていた。

そんなある日の夕方、長女が珍しく沈んだ顔をしてひとりでどこかへ出かけていくのを次女は見た。

最初は気にしなかった次女も毎日毎日夕方に長女がどこへ行くのか気になり、こっそり見に行くことにした。

長女は林の中へ入ってゆく。しばらく行くと開けた場所に出た。そこには古びたお社がありそのお社の前に長女が立っている。

少々の間があり、そのお社の扉が(ギィ)とひとりでに開いたと思ったら中から毛だらけの何かが出てきて、長女はその毛だらけの何かにうれしそうに話しかけている。

しばらくすると再び毛だらけの何かはお社の中へ戻り、長女も元来た道を引き返した。

家に帰り長女に見たことを言うと長女は知らないよと笑った。

次の日も出かけていこうとするのを見たので

「お姉ちゃん、もうあんな化け物と関わってはだめ」

そう言って長女を見ると長女の目はどことなくうつろだった。

母親に言い、部屋で休ませるとその夜、庭の周りをポンポンと跳ねる音が一晩中していた。

それ以来、もうお姉ちゃんが夕方に出かけていくということはなくなった。

お姉ちゃんもあの夜以降はまた明るいいつもの姉に戻ったという。

2014年04月23日(水) 20:40
ドクロン2014 ◆d79/amog
投稿広場より掲載

 
  • 匿名

    「姉」と書いたり「お姉ちゃん」と書き表したり、忙しい文章だね、碓氷さん。

     
  • ドクロン2014

    仕事探しに来たのかもね(笑)もしくは伊武さん

     
  • 匿名

    スーモの地球侵略失敗

     

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