【心温まる霊】名も無い石碑

名も無い石碑

38 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/05/25 00:34

先生から聞いた、先生の同級生のお話を一つ。

うちの学校には、名も無い石碑があります。それは、病気で死んでしまった生徒の為に建てられた物だそうです。

彼は明るく融通が利き、その上勉強のよくできる、少し運動の苦手な小太りの男の子で、大変人気者でした。ある日突然学校で倒れた彼は、ガンに侵されていました。

当初は、己の運命を呪い、見舞いに来る友人を妬み、両親に当り散らす生活だったそうです。入院から一週間。彼の態度に嫌気の差した友人たちは、2~3度のお見舞いの後、来なくなっていました。

倒れてから一ヵ月後のある日、友人たちに会いたいと、彼からの連絡が入りました。嫌々病室に向かう生徒達。病室に入ると、骨と皮だけになった、変わり果てた彼が居ました。

彼は皆にそれまでの態度を謝り、やっと静かな気持ちで運命を受け入れられたと話したそうです。2時間程の楽しいお喋りの後、皆と別れる時「生まれて来て良かった。楽しかった」と言ったそうです。

次の日、登校した生徒達は先生から訃報を伝えられました。

彼の死から半年ほど経った頃、学校で幽霊の目撃談が噂されました。放課後、死んだ男子生徒が教室の椅子に座っている。見た者は病気になると。

それを聞いた友人たちは「アイツがそんな真似する筈が無い」と烈火のごとく怒り、調査団が結成。スポーツ少年団(任意の部活に近い物)の無い土曜日の午後、6人の男女が教室に残り、彼の出現を待ちます。

突然「ガラリ」と開いた教室の扉、そこには彼の両親が。合計8名が夜まで待つも、結局彼は現れませんでした。

ご両親は、迷ったと言う。噂を否定しつつも、もし息子が出るならば、一目あって無念を聞いてやりたく思ったそうです。

彼はドラマを見てから、急に態度が変わりました。一人の建築家が病に倒れ死を前にして、

『私は、今まで全力で生きてきた。人生半ばで倒れる事に、未練はあるが、悔いはない』

と言ったのを聞いて、

「うん、僕も勉強も運動も遊びも一生懸命やっていたから・・・あれ以上頑張れない位やったから、死んじゃうのは、悲しくて辛いけれど、生まれてきてよかった」

と言ったそうです。

この話をした後、先生は

「あの碑は、毎日を懸命に生きた事で幽霊になったりしなかった彼を称える碑なのだ」

そう、誇らしげに語りました。

幽霊は出てこないけれど、好きなお話だったのでココに書きました。

出典:http://toro.2ch.sc/occult/

 
  • 紫姫

    ありがたい お言葉 に 感謝致します。 この世は、修行 や 試練 だと 聞きます もしくは、人生は、双六。 子供には、子供の責任を 大人には、 大人の責任 が、それぞれ 課せられて 人は、義務を 生きて 居る 間 続く-。 難しい。

     
  • てぃあら

    紫姫さん、みんな多かれ少なかれ、そのような思いは持ち合わせていると思います。寧ろ、いい加減ではなく、生きることに真摯に向き合っているからこそ、疲弊して辛くなってしまうのではないでしょうか?しっかり生きている証拠ですよ。ご自分を責めないでね。

    生かせて貰っていることへ、改めて感謝したくなるお話ですね。

    子どもも学校での様々な人間模様が大変でしょうが、大人もこれまた大変。生きていることはありがたいことだけど、生きていくことは、本当に大変なこと。大人は色んな責任もあり、生活していくこと自体、大変だと思う今日この頃…。

    大好きな人と結婚すれば毎日薔薇色と思っていた若かった日々が懐かしい…。大好きな人と結婚したけど、生きていくって大変。やらなきゃならない辛いことはいっぱいあるし、考えなきゃならないことも山積み。…でも生きなきゃならない責任がある…。

     
  • 紫姫

    私は、中学生の頃 からかい や 苛め や 運動苦手等 悩んだり、嫌な事が有ったりで 早く病気 もしくは、自殺したい と 考えて ばかりいました。 今現在も、たまに 急に ふと 早く死ねたらなぁ と 思い 寝て 起きた時に、いつの まにか 亡くなったら サイコウ ヽ(^○^)ノ など 思う私は、馬鹿者です[s:20529] この 話を読み 精一杯 思いきり 生きようと 努力が、足りない 私も含め 人達へ の メッセージ と 受け取りました。 ありがとう。

     
  • モツを煮込んだらそれがモツ煮込み

    良い話でした。

     

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