【不思議】這いずる老婆/HN:ドクロン2014+

這いずる老婆/HN:ドクロン2014+

これはかなり不思議な話です。

桜井という私の友達が二瓶さんのお爺ちゃんの家に行ったときのこと。

お爺ちゃんの家は相当広く旧家だった。襖で仕切ったような部屋がいくつもあるような作りだった。

こんなに広いんだから隠れん坊をしようという運びになって、桜井が隠れる側になった。

どこに隠れようかなと考えていると、数を数える二瓶さんの声がちょうど十になったとき、階段の下に戸があるのを見つけた。

そこに隠れようと「もういいかい?」という二瓶さんに「もういいよ」と返事をし、隠れた。

見ると中はなぜか思ったより明るくて上へ上がる階段か梯子があったので、そこをカツカツと上ると狭い廊下とも呼べないような通路になっていた。

「変な作りだな」と思っていると、遠くの闇から

(ズイズイズッコロバシゴマミソズイ…)と歌う声がした。

だんだんだんだん近づいてくるようで、「誰かいるの?」と声をかけるとポンポンと毬が転がってきた。

その毬が自分の足にあたると、ふと視線を感じ、前方を見ると這いずるように迫ってくる老婆がいて

(ズイズイズッコロバシゴマミソズイ)と嬉しそうに笑いながら歌うのだ。

急に怖くなり引き返して階段を下り、戸を開けると二瓶さんがちょうどそこにいて

「どうしたの?顔が青いよ、そこに隠れてたんか。気づかんかったわ」

先ほど見たものを言うと二瓶さんは笑って

「階段も梯子もなかよ、そこはただの物置だよ」

確かめたが、二瓶さんが言うように物置で階段も梯子もなかった。

自分は存在しない空間に先ほどまでいたのか。そう思うと鳥肌が立った。

そんな体験をした。

 

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