【怪談】快楽の末の代償/HN:ロビンM

快楽の末の代償/HN:ロビンM

やあロビンミッシェルだ。

男性諸君待たせたな!この怪談を読む時は近くにチリ紙を用意しておいてくれ…ひひ…
そして女性陣は成るべく読まないでくれ!俺を完全に嫌いになってしまうからな!

七年ぶりに級友達と盛り上がり、三次会のカラオケを抜け出した輝之達は男三人である風俗街へと繰り出していた。

そこは関西では有名なちょんの間、函南通り、昭和初期からありそうな二階建ての古い建屋が並ぶ所謂売春宿である。

三十戸はある各店先には呼び込みのオバちゃん達が一人づつ立ち、ライトで照らされた店内には綺麗にお化粧をして着飾った美しいお姉ちゃん達がちょこんと正座をして、笑顔を振りまきながらユラユラと手招きをしている。

いい感じに酒が回っている三人はニコニコしながら…いやニヤニヤしながら…いやニタニタしながらその一角を物色して歩いていた。

「ちょっとお兄ちゃんお兄ちゃん!うちの子達見てみぃな!どや可愛いやろ?!サービス抜群やでどない?」

「…ん~ 」

「もうあんたグルグル回っとらんと早よ決めんかいな!絶対満足さすさかい、騙された思うてこの子にしとき!」

うむ、婆さんゴリ押しの女の子は確かに可愛い… 目を細めて見ればあの堀北○希に見えない事もない。

見ると友人二人は既に違う店のオバチャン達に捕まり、別々の店へと入っていったようだ。

「よし、じゃあオバちゃん俺この子に決めるわー」

「よっしゃよっしゃ!兄ちゃん男前やから千円負けたるさかい九千円でええわ♪♪ 」

店内に入ると若い女の子が三人並んで座っていた。タイプは違うがどの子も中々の美人である。

「あんたどの子がタイプやの?」

輝之は迷わず堀北真○を選んだ。

金を渡すと二階で待つように言われ、幅六十センチ程の狭くて急な階段を昇る。

歩く度にミシミシと鳴る踏み板が建物の古さを物語っており、もし足を踏み外すと大怪我必至の急階段である。

二階には三つ部屋があったが、言われた通りの部屋に入った。

薄い壁で囲った広さ三畳程の部屋にはピンク色の薄暗いライトがボンヤリと灯っている。

そこにはシングルの布団が一枚敷いてあり、小さなテーブルの横にはこれでもかと積み重ねられたティッシュ箱とコン○ームの箱が山を作っていた。

ジャンジャカ♪♪ ジャンジャカ♪♪

それにしてもこのやかましい音楽はどうにかならんもんかな?小さなカゴがあったので上着を脱いだ。

時間は三十分、延長無しの本番一発勝負である。

久し振りの感覚に輝之はドキドキしていた。

タバコで気持ちを落ち着かせながらも、この後のお楽しみを想像すると期待と股間がモコリと膨らんでくる。

ふと入り口に強烈な視線と気配を感じて振り返った。

女が立っていた。

が、しかし堀○真希ではない。

さっき下にいた三人のどの女の子でも無いようだ。

目が会うとニコっと微笑んで来たその子は抜群の美人だった。

例えるならアナウンサーのカ○パン似のスレンダーで、ボンヤリ照らされた薄暗い明かりでも分かるぐらいの白い肌に抜群のプロポーションである。

というのもその子は何故か既に純白の下着姿だったのだ。

冷静に考えれば少しおかしいのだが、 酒に酔っている上に興奮度がMAXに達している輝之には、ただ目の前の「獲物」をどうしてやろうかという考えしか浮かんで来なかった。

その子は軽く笑みを浮かべながらスゥーと近寄って来たかと思うと、一言も発さずに輝之の服を優しく脱がせ始めた。

「 ………… 」

そして全ての衣服を籠に集めると、輝之の体をゆっくりと倒しながら自分の体を密着させて来た。

若い子特有の吸い付く様な肌の密着感、触らず共分かる豊満なバスト、ほのかに香る甘いシャンプーの香り。

正直、輝之はすぐにでも襲いかかりたかったが、そこは我慢して取りあえずカトパ○に身を委ねる事にした。

何度も繰り返される優しいキスは徐々に濃厚なものに変わり、スッポンポンになった輝之の体の隅々まで丹念に愛撫していく。

喧しい音楽とは別に聞こえる唾液を絡めた破裂音が、次第に輝之の理性を狂わせていく。

ご、極楽じゃ…

もう俺、このまま死んでも良いかもしれない…

あの婆さんの言った事はマジだった。

今までに味わった事の無い程の快楽。極上の舌使い。まぁ○北真希では無かったもののそれ以上の女が今、必死に俺の体を貪っている。

なんて激しく、優しく、情熱的なんだろうか…

俺と目が会う度にニコリと上目使いで微笑みかけてくる甘える様なその顔。

可愛い!!

そして巧すぎる。見た所二十歳前後に見えるが、一体何年こういう所で働けばこんな「匠の技」が身に付くのだろうか?

輝之は今まで味わった事の無いこの快楽に、男に生まれた事を神に感謝しつつ、心も体も完全にカトパ○の魅力に蕩けてしまっていた。

ミシ、ミシ、ミシ、ミシ、

階段をゆっくりと上がって来る何者かの足音に輝之は目を開けた。

カトパ○を見ると、頭を激しく揺らせながらまだ輝之の大事な息子を喉の奥で締め付けている。

そして次の瞬間、目の前のドアがガタリと開いた。

「 ゴメンね、お待たせ~♪」

そこに立っていたのは先程の堀○真希だった。

「え、えっ?誰?」

あっどうも!と照れながら堀北に笑顔をを送る輝之。

しかし堀北はカトパ○の後ろ姿を見たまま、口を開け固まっている。

部屋の中では相変わらずやかましい音楽の合間に、カト○ンの口から輝之の息子を可愛がる破裂音だけが規則正しく響く。

暫くするとカトパ○は首の動きをピタリと止めて、ゆっくりと堀北の方へと振り返った。

「えっ?美香さん?き、キャーーアアアアアアーーー!!」

堀北は手で口を塞ぎながら、ステンと後ろへ尻餅を付いてしまった。

○トパンは暫く堀北を眺めた後、輝之の息子を左手に握りしめたままゆっくりと視線を戻し、ニターーリと笑った。

間近で見たその笑顔は、左右の口角が有り得ない程に持ち上がり、酷く気持ちの悪いものだった。

『 …グけ…!!』

突然その顔が苦痛に歪む顔に変わり、首を抑えて苦しみ出した。

『…グけ!…グ…ケケケ…!!』

バタバタと苦しそうに手足を振り回しながら、何故かカ○パンの体はジリジリと上へと持ち上げられて行く。

そしてその体がもがく度に、何かの汁の様な物が輝之の体にビチャビチャと飛んで来た。

数分後、堀北と輝之が見上げるその先には、電気コードの様なもので天井から首を吊るされたカトパ○の無惨な姿だった。

「ギャーーーーーー!!!!」×2

まず乱暴に立ち上がった堀北が、口に手を当てたまま階段を転がる様に駆け降りた!

続けて輝之も部屋を飛び出す!スッポンポンだがこの際仕方がない!逃げるが先だ!

だがしかし現実はそう甘く無い。

輝之が部屋を出ようとしたその時、後頭部にガチン!と激痛を覚えて体ごと部屋へ返き戻されてしまった。

「痛ってぇ!!!」

振り返ると天井から吊されたカ○パンが、必至の形相で輝之の髪を掴んでいた。

『…ナイ…で…』

その顔は先ほどの美しさ等は微塵も無く、だらしなく口を広げ、白目を剥き、鼻と耳からは大量の血が流れている。

そして何よりこの物凄い悪臭。

『…イかないでよぉ… イかないでよぉ…イかないでよぉ… 』

人間のものとは思えないそのドスの効いた低い声は、輝之の抵抗する力を徐々に奪っていった。

そして呼び込みの婆さんが慌てて二階に上がって来た時には既にカ○パンの姿は消えていたと云うが、布団の上には夢では無い事を裏付けるドス黒いシミが残っており、嗅いだ事の無い異臭が漂っていた。

勿論輝之がお漏らししたワケではない。

そして部屋を出る時に気づいたのだが、四つ角には盛り塩された小さな器があり、見た事も無い様な凧みたいな大きなお札が数枚貼られていたらしい。

「…ゴメンな兄ちゃん、はいこれ♪♪ 」

帰り際、婆さんは九千円を返してくれたが、全く悪びれる様子は無く、その妙にハイテンションな姿に若干イラッとしたらしい。

では堀北が口走った「美香さん」とは一体誰の事なのだろうか…?

まさか過去にこの部屋で首を吊った遊女の姿だったとでも言うのだろうか…?

そこは今でも法の目を掻い潜りながら営業を続けていると聞くが、輝之自身は二度とこの一角には近寄らないとその時誓ったそうである。

【了】

2014年06月30日(月) 14:36
ロビンM ◆eBcs6aYE
投稿広場より掲載

 
  • ロビンM

    やあロビンミッシェルだ。

    愛のコリーダ…本番、無修正。なんとも気になる作品だ!是非とも海外から取り寄せたい品だな!…ひひ…

    監督の奥さんと聞いて、園子温監督の超問題作「冷たい熱帯魚」と「恋の罪」に主演していた神楽坂恵先生を思い出してしまったよ!

    自分の妻をあそこまで妖艶に撮れるとは、監督魂か、それとも一種の性癖なのかは分からないが、三月に一度は視聴する名作だよ…ひひ…

     

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