【怪文書】母さんが夜なべをして/HN:アナゴヌルヌル

母さんが夜なべをして/HN:アナゴヌルヌル

ヤバい。一人暮らしを始めてから今日初めて母ちゃんが部屋に遊びに来る。
普通に母ちゃんが遊びに来るだけならヤバくはないが、今は、ヤバい。
なぜなら、六畳一間のこの部屋の、押入には死体が入っている。
ついカッとなって同じ学校の奴を裁ちハサミで刺してしまった。
服飾系の専門学校で知り合った奴だったんだけど、イチイチ俺のデザインに難癖をつけてくる。
それが重なって耐えられなくなった。
死体の処理の仕方まで考えられなくてとりあえず押入に押し込んだ。
まさかこんな日に母ちゃんが来るなんて。

母ちゃんはずけずけと俺の部屋に入るなり
「たかし!ちゃんと掃除しなきゃダメでしょ!」
確かに、学校で過ごす時間が多すぎて部屋には寝に帰ってるだけと言っても過言ではない。俺の部屋はきれいとは言えない。
「もー、こんなにちらかして…こんなんじゃ彼女もつくれないわよ!よし、お母さんが掃除してあげるから」
そういうなり、母ちゃんは俺の部屋の掃除に没頭した。
実家にいる頃はよくベッドの下にエロ本隠してたなぁ…きっと、母ちゃん気付いてたんだよな…
ごめん、母ちゃん。今まで大事に育ててくれたのに、俺は人を殺した。
母ちゃんが俺にしてくれたことが走馬燈のように脳内を埋め尽くす 。
泥遊びをして帰っても、笑顔で「元気が一番」と、俺の服を手洗いしてくれた。
自転車で転んで制服が破けたとき、次の日にはもう綺麗になおしてくれていた。
雪が降って耳を真っ赤にして帰るようになると、夜なべをして毛糸で帽子を作ってくれた。

「ペットボトル…プラスチック…燃えない」
母ちゃんは割と独り言が多い方だ。キッチン周りを片付けながら母ちゃんはつぶやいている。
「燃えるゴミの日は…袋、袋…」
俺は俺で、ごちゃごちゃと、しまわれていない洋服を畳む。
畳むだけで、押入にはしまえない。死体が入ってるから。

母ちゃんの掃除も終わり、俺も畳んだ洋服を積み上げてベットの横に置き、一段落ついた。

母ちゃんは元から俺の部屋に一泊していくつもりだったらしい。
「…俺のベッドで寝てよ。長旅、疲れたでしょ」
「あら、いいの?ありがとう」
俺は母ちゃんをベッドに寝かせ、俺は雑魚寝することにした。

「…ボソボソ………」ゴソッ

深夜二時を回った頃だろうか。浅い眠りの俺の耳に、何者かが蠢く音が聞こえた。
「……には……死臭…………死臭…」
母ちゃんの独り言だ。
「これは……死体と………処理……」ガタッ

母ちゃん、俺が人を殺したことに気付いたんだ…!そして、その死体を片づけようとしているようだ。
俺はひたすら狸寝入りをすることしかできなかった。
ありがとう。ごめんな、母ちゃん。

「じゃあね、たかし。学校頑張るのよ」
翌朝、母ちゃんは何事もなかったかのように帰って行った。

俺は押入を開けた。
死体があった。

ヤバい。一人暮らしを始めてから今日初めて母ちゃんが部屋に遊びに来る。

普通に母ちゃんが遊びに来るだけならヤバくはないが、今は、ヤバい。なぜなら、六畳一間のこの部屋の、押入には死体が入っている。

ついカッとなって同じ学校の奴を裁ちハサミで刺してしまった。服飾系の専門学校で知り合った奴だったんだけど、イチイチ俺のデザインに難癖をつけてくる。それが重なって耐えられなくなった。

死体の処理の仕方まで考えられなくてとりあえず押入に押し込んだ。まさかこんな日に母ちゃんが来るなんて。

母ちゃんはずけずけと俺の部屋に入るなり「たかし!ちゃんと掃除しなきゃダメでしょ!」

確かに、学校で過ごす時間が多すぎて部屋には寝に帰ってるだけと言っても過言ではない。俺の部屋はきれいとは言えない。

「もー、こんなにちらかして…こんなんじゃ彼女もつくれないわよ!よし、お母さんが掃除してあげるから」

そういうなり、母ちゃんは俺の部屋の掃除に没頭した。

実家にいる頃はよくベッドの下にエロ本隠してたなぁ…きっと、母ちゃん気付いてたんだよな…

ごめん、母ちゃん。今まで大事に育ててくれたのに、俺は人を殺した。

母ちゃんが俺にしてくれたことが走馬燈のように脳内を埋め尽くす。

泥遊びをして帰っても、笑顔で「元気が一番」と、俺の服を手洗いしてくれた。自転車で転んで制服が破けたとき、次の日にはもう綺麗になおしてくれていた。雪が降って耳を真っ赤にして帰るようになると、夜なべをして毛糸で帽子を作ってくれた。

「ペットボトル…プラスチック…燃えない」

母ちゃんは割と独り言が多い方だ。キッチン周りを片付けながら母ちゃんはつぶやいている。

「燃えるゴミの日は…袋、袋…」

俺は俺で、ごちゃごちゃと、しまわれていない洋服を畳む。畳むだけで、押入にはしまえない。死体が入ってるから。

母ちゃんの掃除も終わり、俺も畳んだ洋服を積み上げてベットの横に置き、一段落ついた。母ちゃんは元から俺の部屋に一泊していくつもりだったらしい。

「…俺のベッドで寝てよ。長旅、疲れたでしょ」
「あら、いいの?ありがとう」

俺は母ちゃんをベッドに寝かせ、俺は雑魚寝することにした。

「…ボソボソ………」ゴソッ

深夜二時を回った頃だろうか。浅い眠りの俺の耳に、何者かが蠢く音が聞こえた。

「……には……死臭…………死臭…」

母ちゃんの独り言だ。

「これは……死体と………処理……」ガタッ

母ちゃん、俺が人を殺したことに気付いたんだ…!そして、その死体を片づけようとしているようだ。俺はひたすら狸寝入りをすることしかできなかった。

ありがとう。ごめんな、母ちゃん。

「じゃあね、たかし。学校頑張るのよ」

翌朝、母ちゃんは何事もなかったかのように帰って行った。

俺は押入を開けた。

死体があった。

 

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