【怪談】寄せ付けない家/HN:ロボロボ

寄せ付けない家/HN:ロボロボ

私の家族は、あちこちによく引越しをしていました。私も理由はよくわからないけど、母親がじっと同じ所に留まるのがいやみたいで…。

ちょうど、私が大学2年生になる頃でした。それまで、団地に住んでいたのですが、両親がマイホームを手に入れました。

大学に通うには、それほど不便なこともなかったし、建て売りとは言え、新築の家に住めるので、私も弟もワクワクしてました。

そして、引越し当日。

家は、京都府のJ市にあり、比較的新しい家が多く、家同士もかなりくっついたようなところでした。まぁ、京都なので、そういう家が多く、皆、3階建てでした。

私と弟は、3階に部屋をもらいました。縦長なので、階段を上がると、廊下もなく、部屋が二手に分かれているような感じでした。それでも、1部屋は広いし、私は出窓の部屋を貰って、気分はルンルン(笑)

新築に引越したことで、家具も新しいのを買う予定になっていたので、ベッドもまだなく、その夜は、布団をフローリングの床に敷いて寝てました。

電気を消して、寝ていると…

カチャカチャカチャ……

何か、動物の爪で床を走るような音がして、しかもどうやら私の周りをグルグル走っているんです。

その時、咄嗟に、飼っていたハムスターを出窓に置いていたので、逃げ出したと思ったんです。

「あっ!!」

私は慌てて電気をつけましたが、ハムスターは車輪の中をカラカラ回っていて、カゴも開いてませんでした。

虫かな……ゴキブリとかやだなぁ……

その夜は、眠さが勝っていたのでそのまま眠ってしまいました。今、考えたら既に変な現象は起こってたんです…。

それから、何事もなく過ごしていました。家具も買い、やっとベッドで眠ることが出来るようになりました。カヤ…と言っても、お姫様ベッドのような感じのものを天井にぶら下げて寝てたんです。

その日は、なんか身体が怠くて、しんどいな~と思いながら、ベッドに横になりました。もう、ウトウトし始めた時、急に耳鳴りがし始めたんです。

でも気にしないでいたんですが、明らかにだんだん大きくなるし、身体も固まって動かない…それよりも、「何かが来る!」と直感でわかりました。

その見えない「何か」が、グングン近づいてきて、私は危ない!と感じ、力いっぱい、声を出したんです。

その声を聞いて、隣の部屋にいた弟が、ドアを開けると、身体は普通に動けるようになりました。「凄い声だったから、びっくりした…」と弟は言ってました。

子供の頃から、何か見るわけではないけど、不思議なことがよく私の周りで起こってたので、やっぱりこの家は何かあるのかも…と思うようになりました。

それからも、元気だったハムスターが急に凍死(解ると思いますが、そんなに寒いわけない)。窓に青白い顔がうつる。など、変な現象が続いてました。

それだけならまだマシです。そこから、急に父親がリストラされ、借金まで出来る始末。借金取りが家に来るわ…で、ついに銀行からも家の差し押さえ。

私達は、その新居を捨てざるを得なくなりました。両親は、家を私達に残したくて、借金をしてでも銀行に支払いをしてたんですが、ついに支払えなくなったとか…。

私達は、借金取りのせいで夜逃げのように家を置いて出ないといけなくなりましたが、後で聞いた話によると、その土地に住んだ人は、皆、行方不明や夜逃げをして居場所がわからないそうです。

その後、知り合いがその家を買い取ったんですが、引越し当日、大理石で出来た表札を飾ろうと、つけた瞬間、真っ二つに割れたそうです……。

未だに、あの家はあるでしょうが、持ち主はどうなったか、不明のままです。

 
  • 匿名

    タイトルが内容とマッチしてないように思うが…

     
  • 匿名

    京都は怖い場所が多いとよくききます。

    早めに手放して良かったのかもですね~

     

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