【怪談】釣っていると後ろから「おい」

釣っていると後ろから「おい」

131 : 名無し三平 : 2013/04/22(月) 22:09:25.90 0

ある夏の日、岸から1km位沖でカヤックで釣りしてるときだった。
酔ってもいないのになんだか急に気分が悪くなってきた。

真夏の真昼間、暑さもピークだった昼の1時ごろ、ふと後ろから
「おい」と声が。

漁師か?と思って後ろを振り返ったが人はおろか船もなんもいない。
海の上だし周りは俺だけ。

何かの物音が声に聞こえただけかと思い、お茶を飲もうとしたその時
クーラーを積んでる俺のまさに背後から

「おまえだよ」

背中を嫌な汗が一気に滝のように流れるのを感じた。
恐怖を押し殺し大声で歌を歌いながら死に物狂いでパドルを漕いで岸に向かった。

岸に着くなり吐き気と眩暈が襲ってきた。すると今度はすぐ耳の横で「ううう」と唸るような声が。
恐怖のあまり足が動かなくなって砂浜にぶっ倒れてしまった。

それからどれくらい時間がたったのかよくわからなかった。気付くと俺はベッドの上で寝ていた。
周りがガヤガヤと騒がしい。ベッドの横に人がいてこっちを見ていた。

俺あの世に逝っちまったかと息をのんだ瞬間その人が言った。

「大丈夫ですか?気分どうですか?」

その人は救急隊員で俺は救急車の中にいるらしい。
どうやら俺は軽い熱中症で倒れたらしい。

「すぐ回復すると思いますが一応病院で見てもらいましょう」

俺は恥ずかしながらも事の顛末を隊員に話した。

「それはたぶん幻聴ですよ。その時くらいから兆候があったんでしょう」

その後別段異常もなく夕方には病院を出れた。

あ、カヤックおきっぱだ。
思い出した俺はタクシーで出艇場所まで戻り、念のため近くの友人に連絡してきてもらった。

友人に馬鹿にされつつカヤックの積み上げを手伝ってもらった。
あ~散々な一日だったなとちょっと反省していると友人が

「おい、なんだよこれ」と俺を呼んだ。

友人が驚いたように手に持っていたモノを投げ捨てた。

「ラダーにめっちゃ絡んでるぞ」

友人が地面に投げ捨てたものは黒い藻の塊に見えた。

「おまえ、これ髪の毛だぞ」

その瞬間に昼間の悪夢がまたよみがえってきた。

出典:http://kohada.2ch.net/fish/

 
  • 匿名

    海とかどんな幽霊が待ってるかわからんな

     

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