【妖怪】寒い背中/HN:やまっち妻

寒い背中/HN:やまっち妻

OLの頃。帰りの快速列車は混んでいて絶対座れず、しんどいので多少時間はかかっても普通を利用していました。

さて、もう少しで家への最寄り駅というところで手洗いに行きたくなり一度降りました。

用事を済ませた私はホームで煙草を吸い始めました。次のまで十分くらい。

ところが急に寒くなりました。夏の暑い夜なのに。背中がぞくぞくする程。

ふと振り向くと「わ!」そこにはお稲荷さんの古い看板が。

口に筆をくわえた狐が屏風に歌を書いている絵のついた。看板の赤茶けて錆びたところが不気味でした。

「すみません」となぜか謝り、その場逃れしました。

実はこの狐、人間の女性に化けて、好きな男性の妻になり息子まで為したのに、ある日その子に正体がばれ、屏風に決別の歌を書いてばっくれたそうです。

ちなみに息子は長じて有名な陰陽師になったそうな。

3年も泉州には戻っていないけど、あの変な看板、今でもあるのでしょうか。

 
  • 匿名

    惚れた男と一緒に成りたくて、人間に化け子供もうけただけで、別に悪さした訳じゃないのに…『バックレた』は無いような……

    って思っただけ

     
  • 匿名

    葛の葉だったか?

     

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