【不思議】犬の散歩?不審者?

犬の散歩?不審者?

夜8時。仕事帰りに寄り道をして、私は帰路についていた。

北海道だから当然雪は積もっている。夏場より早く歩けない。
ブーツを履いた私の足音、ズサッ、ズサッ、ズサッ。後ろから聞こえる早歩きのザッザッザッという足音。

ここは毎日朝と夕方、犬の散歩をしている人が多い道。雪がなければランニングをしている人も見かける。
私は歩くのが遅いので、ザッザッザッと早足で歩いている後ろの人に早く抜いてもらいたかった。

私が邪魔で前に出られなかったら失礼かと思い、私はあまり踏み固められていない歩道の端を歩くことにした。
これで後ろの人は私を追い抜くことができるだろう。

ザッザッザッザッ、はぁ。ザッザッサッザッザッ…はぁ、はぁ。

…なかなか追い抜いてくれない。
しかしここで私が振り向いたとして、振り向かれた側はどう思うだろう。妄想力豊かな私は色々なパターンを考えた。

きっと、不審者かと思われたので振り向かれた、と思うんじゃないだろうか。
だとしたら、不審者ではなくただの犬の散歩をしているだけの人だったら気分を害すのではないか。

ここで振り向くのはやめておこう。本当に不審者という可能席も0ではないけれど、確率的に私は後ろの人が犬の散歩をしている人だと信じよう。
はぁはぁと荒い息遣いも聞こえるし、きっと犬の呼吸の音だろう。

まっすぐな道を五分ほど、私は歩きにくい雪の上を歩いた。犬とおじさん(想像)は一向に私を追い抜いてくれなかった。せっかく道をあけているのに。
よし、もうすぐ信号がある。赤で歩みを止めたときにさりげなく後ろを見てみよう。

ザッザッサッザッ…はぁ、はぁ。

依然として聞こえてくるすぐ後ろの足音。
後ろの犬かおじさんはもう疲れきって息遣いが荒い。大丈夫だろうか。

そして横断歩道。ちょうど赤信号。私は周りの景色を見る振りをして、後ろを振り返った。
きっとユニク○の暖かいのを着てマフラーをしてニットをかぶったおじさんが柴犬を連れている…はずだった。もしくは、不審者に後を付けられているはずだった。

振り返った先には誰もいなかった。

周りを見回しても1人も歩いている人は見える範囲にいなかった。意味がわからなかった。
気のせいじゃ済まされないほどはっきりとした足音と呼吸の音をすぐ後ろから聞いていた。ついさっきまで。

信号が青になり、渡った。もう家だ。
横断歩道をわたってからは背後が嘘のように静かになり、私の足音だけが聞こえるようになった。

なにが後ろを歩いていたのでしょう。
霊感は0ではないのですが、「私霊感あります!」という人の霊感レベルが100だとすると、私は15くらい(勝手なイメージ)なので、ただただ不思議な出来事に遭遇しました、と、なんの落ちもない話でした。

 
  • 匿名

    これはむしろ面白く書こうとしてる努力に好感がもてるな
    脚色の方向間違って臭い文章になったりする奴はけっこう居るけど、これは読みやすい

     
  • 匿名

    呼んだ?

     
  • 匿名

    はぁ…はぁ…はぁ……。
    変態おじさんの霊だったのかな…。

     
  • 匿名

    ↓そんなのをどれだけ面白く読ませる話に仕上げるかが書き手の腕の見せどころなんだよな。
    オチがつかないからつまらない話で仕方ないではないと思う。

     
  • 匿名

    本物の霊体験に落ちはないですよね。見た、聞こえた、動いた、それだけ。書いても2、3行で終わる話が殆んどじゃないかなあ。

     
  • 話の投稿者

    すごくゾクッとしました。゚(゚´ω`゚)゚。
    本能的に振り返ってはならないと思ったから普段は振り返ることもあるのにあのときだけは振り返らなかった自分がいた と考えると(;´Д`)

     
  • 匿名

    後ろ歩いて来てたのは自分で見たら死んでたな。ヒヒヒ…

     

世にも奇妙な怖い話や都市伝説から不思議体験スピリチュアルまで…オカルト小説投稿/2chまとめサイト。1万3千話超えの厳選物語を貴方に★