【怖い話】黒いシャムネコ

391 本当にあった怖い名無し 2005/10/18(火) 22:32:33 ID:NY7xhTiD0

オレがまだ学生だった時、知り合いが海外に転勤するので、今飼っているシャムネコを引き取ってくれと頼まれた。
両親は反対してたけどオレが面倒みるからって事で何とか飼う事に同意してもらった。

雄だったって事もあるんだろうけど、異常にデカくて体重測ったら10kgもあってちょっとビックリ!
それでも太っている訳じゃなくて、逆にスラっとしててカッコイイ感じのするネコだった。(今だにこんな体型のネコには御目にかかった事がない)

最初は警戒心が強くて全然近寄っても来なかったんだけど、1週間位経ってから序々に慣れ始めて、さらに数週間後にはオレの布団に入ってきて一緒に寝るまでに仲良くなった。

利口で行儀も良く、妙に甘えん坊な性格だった事もあって反対していた両親も可愛がるようになったんだけど、それから数ヵ月後に問題が発生した。
雄ネコを飼った事がある人はピンっと来たと思うけど、サカりが始まったのをキッカケに所構わずスプレー(おしっこ)をするようになった。

その回数や場所が尋常じゃなくて、外から取り込んだ洗濯物や布団、買ってきたばかりの買い物袋、壁や家具等々、家の中にあるものすべてにおしっこをかけるようになってたちまち家中おしっこ臭・・・。
ペット用のオムツをさせたり色々対策は練ったんだけど、ある日学校から帰るとネコがいない。

暫くすると親が帰ってきたんでネコの事を聞いてみると「知り合いに引き取ってもらった」の一点張り。
「何の相談もなしに・・・」と怒ったんだけどスプレーの事で親もぶち切れていたし、正直仕方がないとこまできていたんでそれ以上追求しなかったんだけど、本当に引き取ってもらったかどうか怪しいもんだった。

それでもそんな状態で2年以上も飼っていたんで、当然の如くそのネコの事を考えては毎日落ち込んでたんだけど、半年位経ったある日、明け方にパっと目が覚めると金縛りになっていた。

その頃は霊感が強かったみたいで、金縛りにあったり変なものを見たり感じたりする事は年中だったんで「あっ、またか・・・」程度に思ってた。
でも、その時の金縛りは恐怖心が全く起きなくて「あれっ? 何だこれ?」と思って冷静に回りを見渡して夢じゃない事を確認していると、
足元の方に陽炎みたいに黒い影がユラユラしているナニかを発見。暫く様子を見てたら、その影がハッキリとあのネコになった。

オレの方をジーっと見てて、時折首輪に付いている鈴の音が「チリン、チリン」って鳴っていた。
「あぁ~、オマエやっぱり捨てられたんだな? 悪かったね。ごめんね・・・」って何回も謝った。

どれ位時間が経ったのかわからないんだけど、そのうち「ニャ~ン」って鳴いたと思ったらフっと身体が軽くなって金縛りが解けた。
時計を見たら明け方の5時だったけど、そのまま親の寝室に怒鳴り込みに行った。

親に今あった事を話すと、両親も「仕方がなかった」って泣いてたっけ・・・。
その後、仏壇にネコの写真を供えて線香を上げて手を合わせた。

が、その後もどうもウチにいたみたいで、友人とかが泊まりに来ると、朝必ず「夢かも知れないけど、夜中枕元に大きな黒っぽいネコがいて怖かった」って言うんだよね。

で、前振りが長くて申し訳なかったけど、本題はここから。

その後社会人になって一人暮らしを始めて、そのネコの事もたまに思い出す位になっていた。
そんなある日、仕事先の同僚が車を買ったんでドライブに行こうと誘われた。
時間帯が夜中だったっていう事もあって、行き先は御決まりの心霊スポットだという。
当然、オレは体質的にアレだから、他の場所なら付き合うって事で話はまとまったんだけど、見事に騙されました。

もう何十メートルも先から気配でわかったんで、「オマエ、何処行こうとしてんだ!」って言ったら同僚はヘラヘラ笑いながら
「ん? その霊感ってヤツが本当なのかなぁ~って思ってさ」とぬかしやがる。
すでに全身冷水を浴びたように冷たくなっていたんで、同僚の手を握ってやって「これでもか?」って言ってやったんだけど、
同僚はなおもヘラヘラするばかり。おまけに「クーラーのせいじゃないの?」だと・・・。

そうこうしているうちに、問題のその場所(有名な某トンネル)に着いてしまい、車で三往復もしやがった。
そのままウチに帰って来たんだけど、何だか凄く疲れたんですぐに寝ようと思って部屋の明かりを消すと、何か連れてきたっていう雰囲気っていうか空気が部屋中充満してる。

何かっていうのはハッキリとわからないんだけど、明らかに部屋の中に何かがいるんだけど、それを祓う能力はないし、
日に日に体力は落ちていくし肩は重いしで、参ったなぁ~って思い始めたある夜、夢の中にそれが現れた。

もう男か女かもわからない程ボロボロで、下半身がなく上半身だけでこっちにズルズルと這いずって来るんだけど、逃げようとしても足が動かない。
そのうち足首を掴まれて言葉にならない何かをしゃべってくる。

こっちは恐怖で硬直して声すら出ない。膝辺りまで上ってきた時「もうダメだ・・・」って思った瞬間、
その霊がオレの後方をチラっと見たと思ったら、何かに警戒するようにそのまま後ずさりして行く・・・。

「何? 何だ?」と思ってオレも後方に目をやると、あのネコがもの凄い形相で立っていた。
しかも、大きさが大型犬位あって、全身の毛が長くなってる。風貌こそあのネコとは全然違っていたけど、何故かすぐにあのネコだとわかった。

一瞬、オレの方をチラっと見て、オレの前に歩み出ると霊に向かって「フゥ~~!!!」っと威嚇した次の瞬間、
その霊はまるでモンクの叫びのように悲鳴を上げながら煙のように消えてしまった。

「助かった・・・」と思ってそのネコに近づこうした所でふと夜中に目が覚めた。全身汗びっしょりで髪の毛からも汗の雫が落ちる程だった。
「今 のは夢?」と自問自答してみたけど、極度の疲労感があってそのまままた眠ってしまった。

次に起きた時はすっかり朝を迎えていたんだけど、不思議な事に昨日まで部屋中に漂っていた嫌な空気が消えていて、その日を境に序々に体調も回復していった。

あのネコがこんなオレを見守っていてくれていたんだと思うと感謝の気持ちでいっぱいになった。
しかもあんな霊力を身に付けていたなんて、誰か偉い方の御付でもしているのかな?
何て言い表したら良いのかよくわからないんだけど、何か神々しい雰囲気がしたなぁ~。

あれから十何年か経ったけど、今でも忘れた頃に遊びに来るよ。
ただ、オレ自身があの頃よりも霊感が衰えているとはいえ、来る時はやっぱり金縛りになるのがツライところ。
しかも、ただでさえ重かったアイツが大型犬並みの大きさになったんで、上に乗られると苦しいの何のって・・・。

一度、あまりに苦しかったんで、冗談まじりで「いいかげんにしてくれ!」って思いながら御経を唱えてやったら
「そんな事しても無駄だよ!」とでも言いたげにさらに体重をかけてきた事があった。

顔の前で舌なめずりする音や呼吸音、ネコが腹ばいになった時に前足を身体の内側に入れてる時の形とかがオレの身体に伝わってくるんで
あのネコだってすぐにわかるから恐怖心はあんまりないんだけど、唐突に金縛りになるのは、正直あまり気持ちの良いものではないです。

ただ、何かあった時に事態が急変して良い方向に向かう事が多いので、やっぱり今でもオレの事を見守ってくれているんだと思う。
オレの霊感が衰えたのも、あのネコがそうしてくれたのかも知れないなぁ~。

出典:http://toro.2ch.sc/occult/

 
  • ばば

    随分と都合のいい話で呆れるばかり(怒)
    最初の飼い主にも捨てられ、やっとなついたら、スプレーを理由に捨てられ。
    猫の魂は怨みを忘れない、7代祟るとも言われているぐらいだからね。

    猫用の大きなケージで飼うなり去勢するなり方法は幾らでもあったはず。

    その話が実話なら、死後の君の魂と先々の子孫の魂を狙っているのかも知れないよ?

    都合のいい解釈ばかりしないで、まずは弔え(怒)

     
  • 匿名

    「モンクの叫び」じゃなくてムンクね。

     

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