【怖い話】はじめさん/HN:勇敢なる森の戦士☆ヨポポイ

これは大学時代
元カノと付き合っていた時の話です。

僕は嫌なことが起きる前に
だいたい変な夢を見ます。

まぁ疲れからくるものなのかもしれないし、自分に予知夢みたいな能力があるとは思わないけれど。

例えば、ある日みた夢は
中学の時に同じクラスで、住んでるマンションも同じなのに(僕が7階、そいつは9階)ほとんど喋らない奴がいて
顔も名前も覚えてなかったのに夢に突然そいつがでてきて、夢の中では僕らやたら仲良しなんです。

で、数日後に
自宅のベランダから飛び降りて亡くなったと母親から聞いたり。

とにかく変な夢を見た時は決まって嫌な事が起こります。

…ごめんなさい
話を戻しますね。

同棲してた元カノの話なんですが
僕が大学3年生の時の春、新入生で年齢がふたつ下の可愛い彼女ができました。

二人でいる時間は、とても幸せな時間で…
気づくとあと1カ月で僕が卒業を迎えるというある夜、元カノと一緒にベッドに入り眠りについた時に奇妙な夢を見ました。

それは、自分が宴会場に居る夢でした。

僕は末席で、周りに居る人達はとても楽しそうにしていますが
僕の知っている方は1人もいませんでした。

ふと
1番上座?に座っていたおばあさんのほうを見ると僕に向かって手招きをしていたので、とりあえずおばあさんのところまで行きました。

小柄だけれど、どことなく芯の強そうな、凛とした雰囲気のおばあさんでした。
近くまで行くとおばあさんは僕を見て、優しい声でこう言いました。

「(苗字→)△△はじめと申します。
ごめんなさいね。(元カノの名前→)○○○はあなたに深い傷を負わしますでしょう。でもどうかあの子を責めないであげてほしい。許してあげてほしい」
とだけ言われ、そこで僕は目を覚ましました。

起きてすぐに元カノに
「はじめ」さんというおばあさんが親族に居るか?
と聞きましたが、そんな人は居ないと思うとのことでした…

やはり気のせいかと思いましたが
後日、元カノが祖母に確認したところ、実際に居た方のようでしたが、どんな関係の方かは思い出せないとのことでした。

それから僕が社会人になってすぐに、元カノが妊娠しました。
まだその時は彼女は大学生だったのでウチの親からは壮絶に叱られ向こうの親には殴りつけられ…と散々でしたが
結婚はなんとか承諾してもらいました。

しかし、元カノがつわりが苦しすぎるとの理由で、急に中絶をしたいと言い出しました。
母親になる女性なら誰しもが通る道なのでしょうが、あまりに苦しそうでした。

僕は男…女性つわりの苦しみをわかった気になって頑張れとは言えず泣く泣く承諾しました。

お互いの親には全て僕の独断で中絶したということにしてもらいました。
お腹の子には本当に申し訳ない思いでいっぱいでした…

もちろんウチの親には絶縁をつきつけられ、向こうの親は怒り狂って訴える準備をはじめていました。
それでも、元カノに同じ苦しみを二度と与えないように…絶対に幸せにしなければいけないと。強い責任感を持つようになりました。

そして中絶手術の前日、手術の立会いに行きたいと話したところ元カノがどうしても場所を教えてくれません。

何度か連絡していたら、そのまま手術当日の朝まで音信不通になり、不安になって10回以上電話をかけたところ
一言だけメールが来ました。

「わたしは不誠実な女です」

そして、それから数日間、元カノとは連絡がつきませんでしたが

数日後、差出人不明の封筒が送られてきました。
中の封筒を開くと10万円と、手紙が一通入っていました。

その手紙の内容は

浮気をしていたこと、浮気相手との子供ができたこと、浮気相手から全て僕の責任にするように指示されていたことでした。

このまま何も言わなければ、全ての事実を闇に葬れたのに
真実を話してくれたのは、元カノから僕への最後の愛情だったのかも…

今日ふと、その夢のことを思いだしましたのでこの話を投稿させていただきました。

「はじめさん」の言っていたことはこのことだったのかなと改めて感じました。

 
  • 匿名

    元カノ苦しんだんだろうね。考えさせられた。

     

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