白い影


白い影


去年の夏の事、サバゲーというかエアガンで遊ぶのが好きだった俺と友達二人は、家から約90キロ先にある昔炭鉱の町として活気のあった所へ、サバゲーの下見にきていた。


この町は、最盛期には相当の人数が住んでいたらしいが、現在は閉山し過疎化が進み、活気があった時代の廃屋となった建物やマンションが数多く残っている。

今回は、こういう市街地戦を想定した廃屋での打ち合いをしようということだった。


その日は仕事があったため家を出たのがPM9時、現地に到着したのが0時近くだった。

とりあえず着いてから、通りがけにあったコンビニで買った弁当を食って、その廃墟となった町を色々と見て回った。


マンション群から少し離れた所に、今まで見てきた様式とは違う建物を見つけた。

立地や大きさからここがいいのでは? というAの意見から、A、B、俺の三名から、Aと俺が中に入って見てみようという事になり、Bは車で番をすることになった。


進入できそうな道を見つけると、少しその道の下で所持品(ライト、携帯等)のチェックをした。

入り口までの道はアスファルトで舗装してあるものの、ところどころのスキマから雑草が茂っていた。


進んでいくにつれて、薄暗い所から大きな建物が月明かりに照らされてはっきりと見えてくる。

どうやらそこは病院のようだった。


この時間はどう考えてもマズイと思い、俺はAに戻ろうと言うと、AがBに連絡を取るためにBの携帯に電話をした。

AがBの携帯に発信すると、俺の携帯が鳴り出す。


誰だろうと見てみると、Aの名前が画面に出ていた。

しかし、Aの携帯にはBの名前が出ている。


怖くなった俺とAは、Bの電話番号を確かめるためにお互いのメモリをチェックしてみたが、確かに同じ。

そこで、俺の携帯からBへと発信するとAの携帯が鳴り出した。


着信には俺の名前、この場所は何かおかしいと感じた俺達は、急いでBの待つ車へと戻ると、Bに携帯の事を話した。

一応番号をチェックしてみたが、やはり番号は合っていた。


そこでBが、


「お前らが入り口の通路で何か話をしていた時、二人の間に白い影がいた」


とか言い出したものだから、何故それを教えなかったのか問い詰めると、どちらの携帯に電話しても繋がらなかったのだという。

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