トンネル


トンネル


現在27歳の友達がまだ学生だった時代。


友達は霊感は皆無でしたが怖い話などが大好きで、霊感があると言う友人がいると決まって心霊スポットに連れて行き写真を撮ってみたりしていました。

ある夏、彼は趣味で知り合った友人が霊感があると言うので、地元でかなり有名なバケトンに連れて行ったそうです。


そこのトンネルは昔からかなり出ると有名らしく、トンネル前まで行くと虫の鳴き声ひとつさえしなくなるような所だったそうです。

しかし有名故に夏の肝試しの時期になると、朝からもちろん夜までギャラリーが凄く沢山いて、怖さを味わうにはイマイチなスポットでした。


その日も、彼は友人を連れてカメラを持ちトンネルまで行ったそうです。

時刻は朝の10時過ぎでした。


いつもはギャラリーが沢山いるのですが、その日は朝早いうちだったからか、まだ彼ら以外には1人もいなかったそうです。

とりあえずカメラを持っていた彼は、友人と2人でトンネルの中に入り写真を撮りまくっていました。


そして一通り撮り終えると、特に何もないし帰ろうと言う話になり、出口へ向かったそうです。


出口に向かう際、彼は気付かなかったそうですが、半袖のシャツにTの文字がプリントされた少年と、そのお母さんであろう髪の長い中年の女性とすれ違った、と友人は言っていたそうです。

元からギャラリーが多いスポットだったし、至って普通の風貌の2人だったので彼らは特には気にしなかったそうです。




そして今から3年前。


前とは別の霊感があると言う友人が県外から遊びに来ると言うので、またそのバケトンに連れて行ったそうです。

前に何もなかったので、雰囲気だけでも味わう為に今度は夜0時頃。


トンネルまで行くと、その日は夏休みも終わりに近かったからかギャラリーも肝試しにきた学生らも沢山いて、自分たちを含め11人ほどいたそうです。

大学生のグループが花火を持ってきていたため、そこにいた人たち全員でトンネルの中に入り花火をし騒ぎ始めました。


しかし花火を始めて数分後、友人は全く喋らなくなってしまったそうです。

脳天気な彼は花火が終わるまでそのことには気付かず、騒いで回っていたそうですが。


花火も終わりトンネルから出て、ギャラリー達と別れ車での帰り道。

元気がなかった友人が徐々に話しだしたそうです。


さっきトンネルに入ってから、ギャラリーに混じり髪の長い恐ろしい顔をした女が1人いて、だんだんその女が細く蛇のようになり自分に巻きついて喋れなくなったと言ったそうです。

彼はろくに信じもしなかったのですが、友人が次に言った言葉により信じざるを得なくなりました。


その女の横に、半袖のシャツにTの文字のプリントがしてある小学生くらいの男の子がいたと言うのです。

前に他の友人を連れてきた時にすれ違ったと言う2人なのでは…。


前に連れてきた友人と蛇に巻きつかれた友人は、全く接点もなかったそうです。

やはり霊感がある人には見えてしまうのでしょうか。

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