【怪談】深夜のドライブ2/HN:ロドリゲス

前の話で触れたトンネルの話。

ストレス解消を兼ねて深夜にドライブしていたのだが、考え事をしたり、目的地も考えずに運転すると、誰かに呼ばれるように通ってしまう道があった。

その道は山越えで隣の県に向かう国道。途中に距離は短いが通る度に嫌な感じに襲われるトンネルがあった。

山道であるため脇道もなく、その道に差し掛かるとトンネルを通過するしかない。はっきり言って、そのトンネルは苦手だった。

トンネル自体が不気味と言うのもあるが、トンネルを通過する時、トンネルの壁に引っ張られる感覚に襲われるんだよね。

トンネルに入ったら、初心者のように両手でハンドルを持ち、真っ直ぐ走らせようと意識して運転する様だった。

その日も無意識の内にその道を走っていた。時刻は深夜2時、車はまばらで、そのトンネルが近づいて来た。いつもの様に慎重にトンネルに突入。壁に引っ張られる感覚と戦いながら、トンネルの中程に差し掛かった。

ふと気付くとトンネルの中を人が背中を向け歩いている。こんな時間にこんな山道を人が?良く見ると男の人だった。

男を横目に通過し、トンネルを無事に通過した。その道にを少し進むとダムがあり、駐車場とトイレ、自販機がある。俺は車を駐車場に入れ、自販機でコーヒーを買い一服。

このまま運転を続けても良いが、なんか気乗りしなかったので、Uターンさせて家に帰る事にした。またあのトンネルを通過するのは少し嫌だったが。

車を走らせ、あのトンネルに再度突入。するとまた人が歩いている。さっきの男だった。 また背中を向けて歩いていた。こいつもUターンしたのか?

俺が男の抜かしかけた時、男はゆっくりと振り返った。その顔は怒りに歪み、俺を睨み付けていた。男と目があった瞬間、男は姿をかき消していた…

後日、昼間にそのトンネルを通過した事があったが、トンネルを抜けた先に道路の片隅にひっそりと供養碑が置いてあった…

 

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