【不思議】深夜のドライブ3/HN:ロドリゲス

高校からの付き合いの悪友とドライブしていた時の話。

その時は悪友の運転で山道を走っていた。話にも疲れ、俺はボーッと車の外を見ていた。車窓からは薄暗い木々しか見えなかった。

その時、木々の間に小さな祠と祠に向かって祈る白い服を着た老婆の姿が見えた。こんな夜中に、こんな山奥で?俺は不思議に思いながら、その姿が視界から消えるまで見つめていた。

「なあ、今の見たか?」

しばらくしてから、悪友が声を掛けてきた。

「ああ、小さな祠だろ?」
「何かおかしくなかった?」
「婆さんが祈ってたね」

俺の言葉を聞いて、悪友が言葉を失ってる。

「どうした?」

しばらく間を置いてから、悪友が口を開いた。

「俺には祠しか見えなかった…そうじゃなく暗闇の林の中であんなにはっきり祠が見えたんだ?」

悪友の言葉で、さっきの光景を思い出す。確かに不自然にボーッと浮かび上がった感じで祠は見えていた。電気に照らされているのではなく、灯籠で照らされている感じで、婆さんが一心不乱に祈っていた。

「本当に婆さんが見えたのか?」

悪友の声は微かに震えていた。

その後で、その山道を昼間に一人で確認しに行ったが、そんな祠は何処にもなかった。

 
  • 匿名

    幻覚かー?なんじゃー?

     

世にも奇妙な怖い話や都市伝説から不思議体験スピリチュアルまで…オカルト小説投稿/2chまとめサイト。1万3千話超えの厳選物語を貴方に★