【心温まる霊】親友の弟さん

687 本当にあった怖い名無し 2006/01/14(土) 21:31:29 ID:VrTJUL0H0

1年ほど前、親友の弟さんが亡くなった時のことです。

弟さんとはあまり付き合いはなく、メッセに上がってきた親友に挨拶したら実はPCを共有していた弟さんだった、ということが数度あった程度。
親友が実家を出て一人暮らしを始めてからはそういうこともなくなり、実際顔を合わせたのは数年前に1度だけで、もし街中ですれ違ってもお互い気がつかないだろう、というレベルでした。

だけど、親友と弟さんはすごく仲が良かったし、訃報を聞いて彼女のことが心配でとりあえずお通夜に飛んでいきました。

取り込んでいて、彼女と言葉を交わすことはできなかったけど目が合った時に口パクで『ありがとう』と言ってくれたのを見て何となく少し安心しました。
ご両親は泣き腫らした顔をしていて、親友自身ももちろん疲弊していたけど、「自分がしっかりしなきゃ」と頑張っているように見えました。

何しろ弟さんとの関係は深くなかったので、お通夜の席では泣いたりはしなかったけど何だかひどく疲れて、なんかふわふわした非現実的な感じを味わいながら帰宅。
でもその夜、食欲もなくベッドに倒れこんだ瞬間、いきなり嗚咽がこみ上げてきました。

家族が心配して部屋を覗きに来るほど大声で、長いことわんわん泣いて、頭の隅っこで
「なんでこんなに泣いてるんだろう」とか考えてたけど止められなくてそのまま眠ってしまいました。

そして見た夢。弟さんが現れました。
彼は私に「すみません。姉ちゃん、すごい参ってるから…姉ちゃんを頼みます」と頭を下げました。

私が「わかったけど、私じゃなくてA子(親友)のとこに行ってあげなよ」と言うと、彼は困ったような苦笑いで「いや、そう思ったんですけど…」と言葉を濁し、
「じゃあ、俺もう行かなきゃいけないんで。ほんとすみません、姉ちゃんをよろしく。あいつ、なかなか人前で弱音吐けないんで、無理してると思うから、お願いします」ともう一度頼んでどこかへ行きました。

目が覚めて、また泣きました。生前、メッセで話した時にも「姉ちゃんの一番の友達の人でしょ?よく話し聞いてます」とか言ってくれていて、
あまり面識はなかったけど「大事な姉を任せられる友人」として認めてくれていたのがすごく嬉しかったです。

 
先日、親友にこの話をしたところ「ほんとに、私のところにまず来いって…薄情もん」と笑いながら言っていたので、行かなかったみたいです。
自分が行ったら余計辛い思いをさせる、と思ったのかな?わかりませんが。

気丈に振舞っている親友を見て、安心半分心配半分だったからこういう夢を見たんだろうな、とも思いますが、やっぱり弟さんに信頼してもらえているような気がしました。

今も時折「○○くん、君のお姉さん頑張ってるよ」とか心の中で呼びかけてます。

出典:http://toro.2ch.sc/occult/

 

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