【都市伝説】ヒッチハイカー

静岡市郊外の大崩海岸には、国道150号旧道の残骸がある。

断崖の下を抜けていたこの道路は、昭和46年夏に崩落した土砂が洞門(落石よけ)を押し潰して1名が犠牲になってからは海上を迂回するルートに変わり、現在は県道の海上橋として有名だが、崩落事故の5年ほど前にも付近でオート三輪が転倒し炎上、17歳の女性が焼死している。

それ以来、綺麗だった彼女が生前にも増して愛くるしい姿で現れ、道行く車に手を振って駆け寄ってくるという噂がたち、人は「国道の美少女」と呼んで恐れていた。

 
さて、ここからは海上橋が国道だった時代に親友のAが体験した事件。

 
雨の降る深夜、そこを車で走っていたら、白いワンピース姿の高校生くらいの少女が傘もささずに佇み手を上げている。

何でこんな所にと不審に思いながらも乗せてやり、色々問いかけてみても蚊の鳴くような声で返答するばかりだが、「日本平まで行って‥」とつぶやくセリフだけははっきり聞き取れた。

そこへは国道を直進すればOKだし、多少寄り道にはなるが、取りあえずそちらへハンドルを向けて暫く走った時、彼は交通事故に遭う。

トラックと出会い頭に衝突してしまい、車は大破、全治2ヶ月の重傷だった。

後日、隣に乗せていた女の子の容態を病院のスタッフに聞いたら、いたのはあなた1人だけだったと怪訝な顔をされたそうだ。

あれほどの事故で無傷でどこかへ消えたとは考えられず、(シートベルトも装着していなかった)、何よりも偶然現場を目撃していたAの同僚も、車の中には彼しかいなかったと証言している。

Aが語るには、赤信号で停止しようとしたが、ブレーキが効かずに交差点に突っ込み、左側の側面をトラックにぶつけられたというものだった。

この交差点では、雨の夜に限って彼と同じパターンの事故が何件か発生し、死者もでている。

それらの事故にも件の少女が関わっていたのかは知らない。

ともあれ国道の美少女は未だ健在なのかもしれないが、ならば何ゆえにそんな悪さをするようになったのだろうか。

都市伝説的とはいえ、こんな場所に潜む人間?には用心したほうがいいな。

 
  • ヒッチコック

    地元の話だ…!大崩れが出る話は有名だし、慰霊碑も本当にあります。献花もしょっちゅうあるし…日本平は、また別の悲しい曰く話しがああるよね。供養の渡れない歩道橋もあるし、どちらも道路が事故りやすいので夜走るのは危ない。

     

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