【怖い話】エレベーター /HN:ロビンM

やあロビンミッシェルだ。

今回は、エレベーターと云う密室で起こった、身近に起こり得るかも知れない4つの恐怖をご紹介しよう…ひひ…

 

エレベーター1

「一階です」

「ドアが開きます」

縦ストライプのスーツを着た水商売風の若い女性が、携帯を耳に当てながら足早に去っていった。

今から同伴出勤だろうか?

それを見ていた娘が言った。

「ママー私もおんぶしてー」

【了】

 
エレベーター 2

チン

「ドアが開きます」

若い男女のカップルが乗り込んで来た。

「3階です」

「ドアが開きます」

男は気付いて無い様だったけど、女の方はワタシに気付いていたみたい。

憑いて行ってみるか。

【了】

 
エレベーター3

俺がこの7階建てのマンションに越して来たのは約1年前。

7階から見る眺めの良い景色が特に気に入っている。

チン

「ドアが開きます」

ある日、仕事帰りのエレベーター内で、両手に買い物袋を抱えたおばさんと乗り合わせた。

チン

「3階です」

おばさんは軽く会釈しながら下りて行った。

チン

「8階で御座います」

「………… 」

チン

「8階デ御座いマス」

ここは何処だ?

目の前の空は、秋の夕日とは到底思えない程に、黒みを帯びた赤に染まっている。

チン

「ハ チ カ イ デ ゴ ザ イ マ ス」

「………… 」

俺はその無機質な音声に後押しされるかの様に、廊下へと一歩踏み出した。

チン

「シ タ ヘ マ イ リ マ ス」

はっ!と我に帰り振り返ると、そこはコンクリートの壁へと変わっていた。

【了】

 
エレベーター4

その日、夏美は友人宅のマンションを訪ねていた。

「ドアが開きます」

小太りな男と入れ違いに、エレベーターに乗った。

くさっ

思わず片手で鼻をつまむ。

あの男、屁えコキやがったな!

鼻がもげそうなぐらいのどエライ硫黄臭が室内に充満している。

「4階です」

「ドアが開きます」

まずい!今人が乗って来たら私が犯人だと思われちゃうじゃん、やだ!どうしよう!

しかし夏美の心配を他所に、ドアが開いた先にはガリガリに痩せ痩けた女が此方に背を向けて立っていた。

服や髪はびしょ濡れで、雫が地面に滴り小さな水溜りを作っている。

夏美の「霊感センサー」が反応する。

良かった…この女は人間じゃない。

案の定女は次の瞬間、後ろ向きのまま物凄いスピードでエレベーターに乗り込んできて、ビタリと夏美の背後に付けた。

ああ、これが噂の地縛霊ね。

このマンションが曰く付きな事は夏美も知っていた。

度々、エレベーターや駐輪場に女の霊が出没すると友人が嘆いてたのだ。

くっさ

背後から蚊の鳴く様な声がした。

くううっさ

女は鼻を押さえ、憎悪に満ちた恐ろしい表情で夏美を睨みつけている。

「9階です」

ドアが開いた瞬間、女は物凄いスピードで廊下の向こうへと姿を消した。

と、同時に黄色い帽子を被った元気そうな小学生3人組が乗り込んで来た。

「ドアが閉まります」

【了】

 
  • ロビンM

    やあロビンミッシェルだ。
    皆さんコメントべりべりさんくす!
    また、ちょこちょこお邪魔するんでこれからもよろしく!…ひひ…

     
  • 匿名

    さすがロビンミッシェル味のあるssだなひひ

     
  • 匿名

    コメント見て期待して読んでみるとちょっと期待からは外れるかもしれないがいい感じにまとまった良作品である、形式がショートショートなので読みやすい。

     
  • 匿名

    最高の短編だ素晴らしい。
    今までにないロビン作品をみたいかたは是非読まれるべし。

     
    • 匿名

      このコメントって褒め殺しみたいでなんだかやだ

       

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