【不思議】相性/HN:ルシ

幼馴染の島ちゃん(男)は、不思議体験を多数持っている。

結構、ネタ作りに協力を頂いてる状態だ。

島「ルー 実話なんだからまじめに書けよ!」

ル「ほんとに実話?妄想濃すぎ!こんなの投稿できるかw!」

島「いやいや、今度は神社ネタだろ?まだ続いてんだから真剣にな?なっ?」

取材っぽく聞き出し、島の体験談をまとめるのは難しい(二人とも赤点いっぱいの高卒だし)

だが、一度書き上げると自分もその場にいたような雰囲気になることがある。

島は霊感があるのかもしれない それも感染力が強いやつ。

俺が少し主観や解説をつけると

島「なんでわかるの?オメーも能力者か?」

と共感される (あなたのおかげですよ・・ふ・ふ・・なんちゃって)

今回は島ちゃんとオレの相性ではなく 島VS神 です。

 
島は中1の頃から、初詣に行かなくなった。

町内でお祭りがあってもいかない。

青年団も嫌いだが、太鼓の音がもっとイヤらしい。

真夜中まで続く太鼓の音に異様な胸騒ぎがはじまり、耳が遠くなり、眠たくなるからである。

そんなとこからか、自分の意思では絶対に行かないと決めていた。

が、どうしても避けられない行事があり、しぶしぶ行く嵌めになった。

他県から初詣が来るほど有名な神社での事(そこは女の神様らしい)

運転は知人のカップルが交代でしてくれて、島は後部座席で寝てるだけだった。

起こされてシブシブ境内に向う道で、すでに自分の異変にきづく。

方向感覚が、つかめない?まっすぐ歩けなかった。

右と左のバランスが悪く、右に倒れ掛かったり、左により過ぎたりとふらふら状態。

島「寝起きだからな、しゃーないと思ったサ」

「あと、だんだんと頭が痛くなって、下ばっか見てたよ。前がよく見えない状態だから、境内の記憶はないんだ」

・・・この時の島は、信じるほうではなかった。

数年後

「地元の神社に、神主さんがくるから、お払いしてもらえ!」と

親に無理やり行かされた島・・・

島「まあ地元の神社だし・・・もう親が、お金まで払ってたから・・・」

と、なんとか理由をつけて境内に向った。

順番は5番目ぐらいだった。

頭痛やふらつきは一切なかった。

女の神社のときは、酔ってたんだろうと自分に言い聞かせた。

神主さんに「次の方、こちらにどうぞ!」

と目の前に来るように促された。

4人目の人と入れ替わるように神主さんの前に立ち上がり

座布団に正座した・・

実は、島が正座するまでの4秒間にありえない事が起こっていた。

安心しきっていたが、あいつはその異変を見逃さなかった。

(このとき島は、既にオカルト馬鹿だった)

神主さんが、立ち上がった島を見たとき、顔が引きつり捲ってた。

口元が左耳に届くように吊り上り

目は異常な物を見るような、瞳が開きすぎていた。

目線は島の右耳後ろを捉え固まっていた。

顔の左半分が人の表情を越えていたといえばいいのか、片側が獣っぽく感じた。

島(あーやっぱなぁ こりゃー拒否ってんなw お払いできんの?てか喋れるの?)

神主さんは、島の目線に気付かないほど固まっていたそうだ。

(いや、怯えていたかも・・顎が仰け反りそうに上がってたからな)

(もう勝負あったかもな)などと、勝手な思いが駆け巡る。

正常を取り戻した神主さん。

何事も無かったかのように行事を終え、参加者たちと雑談タイムとなった。

2,3人が神主さんに駆け寄っていたが、島はそれを視界の隅にとどめ、後にした。

ル「ほんとか?見間違いじゃね?」

島「イヤ、まじだ!帰るとき俺の背中を見続けていた、相談者が目の前にいるのに変だろ?」

ル「お前も相手が見えない姿勢だったんだろ?出口に向いてるお前が、背中を見る神主さんをどうやったらわかるの?」

島「今頃、何言ってんの?白目に映るでしょ?」

解説すると、神主さんの目線が強くて、それが、前を向いた状態でも島の白目に届いてたらしい。

ル(そっちのほうが、ありなくね?)

次はその神社でお正月の注連飾りを奉納のため訪れた時である。

お払い受けた恩があるので参拝しようと思った島。

小銭入れには、2円しかなかった・・

島(神様ごめんなさい、これしかなくて)

一円玉2枚をそっと落とすように、目の前の賽銭箱に入れた。

拝手をしようと構えていたら、なんか変だった。

お金の落ちる音が聞こえてこなかったのだ。

島(あれ?こぼれた?外れた?)

賽銭箱を覗き込んだ。

中には、お札や百円、十円と少しだが入っているのが見えた。

(ん?オレの2円は?)

目線を賽銭箱の奥底から格子状に戻したとき発見する。

島の一円玉は格子状の木材に刺さるように止まっていた。

2枚ともである。2枚とも90度にまっすぐ立っていた・・

ル「へっ?そんなのありかよ?作りすぎだろ?」


「まぁ聞いてくれよ、この後が怖かったんだよ。

珍しい現象を携帯の画像に取り込むクセがあるんだが、

お前に見せびらかそうとカメラを向けたら・・・

周りが静か過ぎることに気付いた。 少し体がブルってた。

肉眼では見えないが、画像に取り込んでいたらヤバイかも・・賽銭箱の中になんかいる?・・」

ル(へーお前でも怖いもんあんの?)

興奮を抑えた島は、携帯をしまって、指先で2円を落とし込もうとした。

今度は、拳が挟まって1円に届かない・・・

(お払い効いてないわーガッカリ・・・)

落とし込まないと帰れんなーと思ったら、直ぐにコロンと落ちてくれた。

ル「そんなやつおらんやろー?でき過ぎやん?」

島「うーん、そうかな?最近は家の神棚に・・・」

ル「ちょっとまて!、オレの家から一旦出て行かない?ネカフェに行くぅ?」

 
最後は島の家の小さな神棚の話。

やつの話を聞いてるうちに、なんかオレまでフラフラしてきていた。(これが霊障か?)

さすがに全部聞くと俺の家で、呪術が完成しそうな気がしたので、ネカフェで聞くことにした。

朝早く目覚めた島は、2Fの自室の隣の部屋から外の景色を見ようと移動した。

障子戸に指をかけ、まさに開ける瞬間であった。

『 ガタン ガタっ ガタガタwwwww』

振動に近い揺れが5秒間ほど起こった・・障子戸が硬かったわけではない・・揺れは真下からだった・・

島「ったく!ダンプがこんな朝から家の前、通過するのかね?」

立地条件と地層の関係で島の家には揺れる部屋が一箇所あるようだった。

工事用のダンプが通ったからと理由をつけて今日まで納得していた。

だが、外の景色に車は一台も通っていない・・・エンジン音もない・・

代わりに、となりの子犬がキャンキャンこっちに向かってほえてる(3匹とも大声)

あれ?やばーい?もしかして?冗談でしょ??まじ?ええっ?ありえんw

障子戸の部屋の真下は、例の揺れる居間だった(神棚付)

地震速報に計測はない。

両足で揺れをキャッチした島は、目からウロコが取れたようにいろんな事に気づきだす・・・

掃除など一度もしてない事 お供え物もカビだらけ ホコリなど汚れ放題。

最近、悪夢が続いていたこと 体調がいまいちよくないこと

このありさまが異常で、現状に慣れきってしまってる自分がいること・・・

そして何かが一番、激怒していた事。

島『うおぉおおおお 怒ってるww!!』

ル(当たり前じゃ!)

島の内臓あたりが、広い範囲でじくじくと痛みだす・・・(こんな痛みは初めてらしい)

何かが、体内で動き出したような感覚。

子犬たちが、静かになったので、急いで掃除をした。

水・米・酒・塩をすばやく整えて、お参りをする。

まだ、お腹辺りがじくじくしていた。やばいかもしれないので自室で少し休憩した。

出かける時間になったので、着替えを済ませ、もう一度、神棚を見る。

居間は、少量の酒なのに部屋いっぱいに匂いが充満し、漂っていた。

エアコンはないのに、不思議な現象・・・腹の違和感もほぼ消えていた・・・

そして上半身に少し力が宿ったような気がしたらしい。

その後

最初の日本酒は3日で黒カビでいっぱいになっていた。

即交換したら次は12日間、持ちこたえた。

この差は良く分からない。知人に焼酎に換えたらとも言われた。

が、日本酒が気に入ってるような感じがしたので、今でも日本酒だとか。

島「しかし、ウチの神様はやベーじゃなくて、飲んべえだったなー」

ル「ひどいダジャレだな?おまえ、罰当たりって言葉知ってる?」

島「あぁ、神様からのメッセージだろ?」

ル「それは、お告げって言うの!」

島「ケッ ケッ けっ 」 ・・笑いすぎ・・

島の友人や知人は、やつが笑うと一緒に笑ってしまう

「カッカッカ」と笑えば、「かっかっか・・」と楽しそうに真似るとか・・

オレも、感染したように笑ってしまう(我慢がつらい)

(神を嫌がる男だったが、神が嫌がる男だったかも・・)

P.S.

自宅まで送ってもらった翌朝、俺の家にカラスがよく鳴いていた。

出かけようと車に近づくと、そこらじゅうにフンが飛び散ってた・・・

俺んちで、島と会うことを何かが警告したようだ・・

(どうやら嘘ではないらしい)

 

 

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