【笑える霊】炬燵を囲んで

158 名前:本当にあった怖い名無し:2009/09/30(水) 17:29:56 ID:gC60lFPZ0

大学時代の思い出話。

実家から借家なんだが、3回生の頃、そこが改築するってんで丁度いい機会だからと学校の近所に部屋を借りて一人暮らしを始めた。
そこで暮らし始めて、人生初めての金縛りに遭った。

「二十歳過ぎるまで霊体験の無い人は、その後も一生経験しない」というのは嘘だったんだな。
起きてる時には特に何もないのだけど、部屋の特定の場所で居眠りすると、ほぼ確実に金縛られた。

引っ越して間もない冬。そんな目に遭うとも予想してなかった私はその問題の場所に炬燵を置いていて、よく居眠りしていた。
不思議なことに、そうやってると必ず玄関の戸が開く音が聞こえる。もちろん、本当に開いてるはずがない。鍵かけてるし。

その時も、炬燵で潰れていると、玄関の戸が開く音が聞こえて4人だか5人だかがやがやと入ってきた。
寝てるから見えないんだが、気配は感じた。多分、女性。自分より3つ4つは年上な感じ。

入ってきた連中は当たり前のように、私が潰れてる炬燵をぐるっと囲んで座り、楽しそうに談笑し始めた。入ってきた時から楽しそうだった。
何故か私は、彼女たちを自分の知り合いのように錯覚していて、その状況を不思議とも怖いとも思わず平和にふごふご寝こけていた。
  
そうやってしばらく賑やかにしていた後、一人が私に声をかけてきた。
親しげに「(私の名前)ちゃん、みかんの皮むけたけど食べる?」
こたつみかんですよ。こたつみかん。うひょ~、気が利くじゃないですか。

「うん!食べる!(*・∀・)」
即座に満面の笑みを浮かべてガバっと起き上がろうとした私。ンが…

う……動けない……

「やられたっ」
と事態を覚った瞬間に、周りからどっと笑い声が起きて消えた。
と同時に、体も自由になった。

起き上がって周囲を見回したら、当たり前だけど誰も居ない。
玄関もしっかり鍵がかかっている。
そして、みかんも無い……。
買ってなかったんだから無いのは当たり前なんだけど。

ということがあったんだよ、と、翌日、学校で後輩(ちょっと見える子)に話したら
「あー、からかわれましたね。大丈夫、悪い連中じゃないので心配いりませんよ」
と答えてくれた。
だから心配はしていない。

でもムカツク。
思い出しただけでムカついてくる。
あの連中、今度会ったらみかんぶつけてやる。

出典:http://toro.2ch.sc/occult/

 

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