カテゴリー別アーカイブ: 奇怪文書*謎

【SS】樹になった話/HN:ロビンM

人は死んだら樹になるって話。 そんなバカなって思ってた。単なるおもしろおかしく創作された都市伝説。 気がつけば俺は樹になっていた。 自分が死んだってところまでは覚えている。 目が覚めると俺は樹海のような深い森の中で、蜘蛛 … 続きを読む 【SS】樹になった話/HN:ロビンM

 

【怪文書】僕をコロシタのは /HN:ロビンM

… 暗い 辛うじて動く指先 声が出ない 背中が冷たい 暗闇の外から 聞き覚えのある声がする 父さんだ 最後の記憶が頭に過る 宙を舞い 叩きつけられた アスファルトに身を削がれ 言葉に出来ない衝撃が全身を壊した 僕は 僕は … 続きを読む 【怪文書】僕をコロシタのは /HN:ロビンM

 

【怪文書】瞳に映る自分/HN:すててこ

自分が何ものかを考える際、一つの手段としてまわりを観察する、というものがある。まわりを観察し、そうして自らが何者か、その像を結ぶのだ。 この操作の有効性は、自分という存在が他者に影響を与えていることを示すだろうし、逆もま … 続きを読む 【怪文書】瞳に映る自分/HN:すててこ

 

【怪文書】手紙に隠された謎/HN:早坂正彦

「早坂先生どうもお久しぶりです。」と挨拶も早々に突然、訪問してきたのは学生時代の後輩である戸島一樹だった。 人懐っこい面立ちに、屈託ない笑顔で玄関に立っている。 「おやっ?戸島君か久しぶりだねぇ。」 と懐かしい後輩の訪問 … 続きを読む 【怪文書】手紙に隠された謎/HN:早坂正彦

 

【SS】先生/HN:ロビンM

ある日を境いに可愛いがっていた猫のちーこが家に帰って来なくなった。 子猫の頃に拾って大事に育ててきたちーこ。真紀はちーこが立ち寄りそうな場所を隈なく探し回ったが、どこにもその姿は無かった。 学校で親友にその話をすると、彼 … 続きを読む 【SS】先生/HN:ロビンM

 

【SS】愛求め哀のみ/HN:すててこ

ご飯を一緒に食べていいなと思ったのがはじまりだった。しんとした室内に暗闇をかき分けて一筋の光が差し込むようだった。 きみがすきだ 人生を長く生きた自分はそれをいうことさえすでにたやすい。 ときめきはかつて世界を揺るがす程 … 続きを読む 【SS】愛求め哀のみ/HN:すててこ

 

【怪文書】小野原家の悲劇/HN:早坂正彦

私が埼玉の春日部に住んでいたのは、もう数年前になる。 近所の子どもたちが公園で遊ぶ笑い声が絶えず聞こえ、散歩している時の私に「こんにちわ。」と元気よく挨拶をしてくれるグループがいたのをよく覚えている。 そのグループの中で … 続きを読む 【怪文書】小野原家の悲劇/HN:早坂正彦

 

【怪文書】死亡予定通知/HN:せってん

「おっ、父さん明日電車に飛び込んで死亡か……」 父は、政府から届いた死亡予定通知を読みながらそう呟いた。小学生だった自分には何が何やら分からなかったが父は、翌日電車に飛び込んで亡くなった。 それから喪服の親戚が集まり、「 … 続きを読む 【怪文書】死亡予定通知/HN:せってん

 

【奇妙】奇妙な晩餐会/HN:早坂正彦

パソコンの画面には【奇談】という心霊系のサイトが表示されていた。 真夜中にマウスをカチリ、カチリとクリックしている男は不適な笑みを浮かべパソコンを閉じる。 「これで準備は整った…」 パソコンの明かりが消え男の部屋は暗い静 … 続きを読む 【奇妙】奇妙な晩餐会/HN:早坂正彦

 

【怪文書】変わりゆく季節の中で貴女を想い続ける/HN:早坂正彦

付き合っていた彼女が亡くなったのは突然だった。 俺は彼女の悩みに気付いてやれなかったのか…… とても愛していた彼女の墓前に手を合わせ、 2年前の出会いを思い出す。   【春】 俺が美咲と出会ったのは、専門学校1 … 続きを読む 【怪文書】変わりゆく季節の中で貴女を想い続ける/HN:早坂正彦

 

【怪文書】口煩い彼女/HN:0.血苺

「あたし、幼児言葉話す男ってダメなのよね」 「幼児言葉?」 「そう。“ねえ、チューちても良いでちゅか?”とか、“ボク、あれが欲ちいの”とかさ」 「何、それ…居ないだろ、そんな奴」 「結構居るんだって!あんたはそんな言葉使 … 続きを読む 【怪文書】口煩い彼女/HN:0.血苺

 

【怪文書】お前が獸だ/HN:早坂正彦

カメラにRECが表示され、古びた廃屋にいる5人の男の姿が映し出される。 そして5人の内、一番右にいる豊田の方へカメラがズームされる。 豊田「なあ鈴木、本当に川崎は殺されたのか?」 豊田の隣にいる鈴木が答える。 鈴木「多分 … 続きを読む 【怪文書】お前が獸だ/HN:早坂正彦

 

【SS】すまし顔/HN:すててこ

わたしはその日、自分の部屋で締め切り間近の仕事に勤しんでいた。夏の、暑いある日の出来事である。 暇だった訳ではもちろんない。ただ、何気無く天井に目をやることはあるだろう。 なにか虫が飛んでいる……。 どこかに行くつもりで … 続きを読む 【SS】すまし顔/HN:すててこ

 

【怪文書】決着/HN:ロビンM

「いてて、ミシシッピワニに噛まれた傷が疼くわ!」 突然、こう発した徳井の一言で周りの空気はガラリと一変した。 みると徳井は顔を通常の二倍程に膨らましたまま胡座をかいて空中浮遊している。 森は万年床の煎餅布団から脱出する為 … 続きを読む 【怪文書】決着/HN:ロビンM

 

【SS】繋がる話/HN:いくゆみ

下校途中の別れ道。 きっと俺たちは見えていたものが違ったんだ。 栗山亜門のシナリオ通り全ては崩壊へと向かっている。 「鈴木!それ以上は詮索するな」 俺に銃を向ける佐藤。 「そんな風に助けられても小野寺さんは喜ばないぞ」 … 続きを読む 【SS】繋がる話/HN:いくゆみ

 

【怪文書】誰もが皆知ってる/HN:白蓮の王子様

何故、そうなってしまったんだろうか。全て、違えてるのに。そう知ってるのは、私だけのようだ。確かに何もかも変だ。 『卓上にある、聖白持ち帰ってね』 『鈴薯は、如何に致しますか』 知ってる台詞なのに、分かんない言葉。過ぎ去っ … 続きを読む 【怪文書】誰もが皆知ってる/HN:白蓮の王子様

 

【SS】変わってしまったもの/HN:いくゆみ

「あ、あ、あ、当たっ…た。うそっ…当たってる」 何度も確かめた。 間違いない。 宝くじの前後賞込み6億円が当たった。 未だに信じられずに当選番号が発表されているサイトに繋いだ携帯電話をずっと眺めている。 信じられない事が … 続きを読む 【SS】変わってしまったもの/HN:いくゆみ

 

【怪文書】面接にて/HN:風香

先日、ある企業の面接に行ってきた。学生8人での集団面接だった。 自己紹介と志望動機からはじまり、あたりさわりのない質疑応答が続いた。 いくつかの質問のあと、面接官が私たちにこう問いかけた。 「あなたの母親と恋人が川で溺れ … 続きを読む 【怪文書】面接にて/HN:風香

 

【怪文書】神の愛/HN:いくゆみ

見知らぬお婆さんに声を掛けられた。 見るからに怪しくて関わり合いたくない。 「これを持っていると神さまに愛されるんだよ」 安物っぽいキーホルダーだった。 神さまに愛される…か。 そりゃあ、さぞかし幸運になるんだろうな。 … 続きを読む 【怪文書】神の愛/HN:いくゆみ

 

【SS】はじまり/HN:いくゆみ

「母親からの通報で、子供が誘拐されたそうです」 隣で運転している相棒から事件の概要を聞いていた。 「犯人らしき人間を見た人は今のところ、いないようです」 誘拐された子供の自宅に急行した。 不思議と警察への通報は止められな … 続きを読む 【SS】はじまり/HN:いくゆみ