善い事も悪い事も

初めて投稿します。

これは私のお祖母ちゃんのお話です。

私のお祖母ちゃんは地元でも有名な貧乏人でした。毎日明日食べる分どうしようというギリギリの中をなんとか生活していました。

そんなお祖母ちゃんのところには毎年、この暑い時期に青森から沢山の林檎と林檎ジュースが送られてきてました。

最初はお金も無かったのでただ電話で簡単にお礼を告げていたのですが、それが毎年毎年送られて来るのでだんだん申し訳なくなってきて、ある年にお礼ついでに何で送ってくるのか訊いてみるか、って話になったんです。

その年も案の定、たくさんの林檎と林檎ジュースが送られてきました。早速お祖母ちゃんはお礼の電話をかけたんです。

「毎年わざわざありがとう。こっちなんもお礼もしないままで…」

とお祖母ちゃんが礼を言うと、電話の向こうからとても優しそうな声で「良いんだ。私の気持ちだから」と言うんです。

私は勿論、お祖母ちゃんも何のこと?ってなって、私は思わずお祖母ちゃんから受話器を取り、訊いてみたんです。

そしたら向こうのお婆さんが

「昔、私はあなたのお婆さんに助けられたんだ。私の家は貧乏で、ランドセルも教科書も買えなかったうえにご飯もなかったからお弁当も持っていけなくてね。そしたらクラスの男子に良く苛められてたの。そんな時、あなたのおばあさんが来ていじめっ子達を投げ飛ばして追い払ってくれたうえに、自分だって必要なのにランドセルと教科書を私にくれて学校に行かせてくれたの。そのお陰で私は苛められなくなって。それだけじゃなくて、ご飯までよくご馳走してくれたのよ。自分達だけでもギリギリの生活してるのに、学校までお弁当持ってきてくれたり、学校が終われば家に呼んでくれてご飯ご馳走してくれたり。あなたのおばあさんがいなかったら私は今、ここにはいなかった。お礼するのだいぶ遅くなってしまったけど、あの頃のお礼を今、させて頂戴。本当にありがとう」

私はこの話を聞いて凄く嬉しくなった。お祖母ちゃんに話したら照れ隠しなのか笑いながら「忘れたわ、そんな昔の話」と言っていました。

私はその時、お祖母ちゃんが良く私に言っていた言葉を思い出しました。

「善い事も悪い事も、いつか必ず自分に返ってくる。だから、できるだけたくさん善い事をしなさい。そうすれば、いつか自分が困った時、ババみたいにこうやって助けてくれる人が現われるから」

お祖母ちゃんが亡くなった今、私はこの話をたくさんの人達に話し、自分もできるだけ優しい気持ちでいようと毎日を生きています。

結局は何事も自分次第なんですよね。

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